現代語訳

・(アマテルは続けた)
・「例えば、林を伐り開き、炊いてコダマ(木霊)を無くす如く、斬るべき咎は斬り尽くす、故に思い(心霊)は残らず
ツルギとは、このようなものである
 ・"ツ"は、木の齢が極みに達して枯れる"アノツ(塾の尽)"を指す
 ・"ル"は、柴が変われば燃えるような"ルキノホ(霊気の火)"を指す
 ・"ギ(キ)"、"キ(木)"が枯れれば思いも残らないことを指す(故に"木"を転じて"帰"
・これらにより、"ツルキ(尽霊帰)"と名付けるのである」

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用語解説



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原文(漢字読み下し)

・例(たと)ゑは林(はやし)
・伐(き)り開(ひら)き 焚(た)くに木霊(こたま)の
・無(な)き如(こと)く 斬(き)るへき咎(とか)は
・斬(き)り尽(つく)す 思(おも)い残(のこ)らし

・ツルギとは ツは木(き)の齢(よはひ)
・熟(あ)に尽(つ)きて 枯(か)れる熟(あ)の尽(つ)そ
・ルは柴(しは)の 乾(かわ)けは燃(も)ゆる
・霊気(るき)の火(ほ)そ キは木(き)の枯(か)れて
・思(おも)ひ無(な)し 故(かれ)に尽霊帰(つるき)と
・名付(なつ)くなり

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります