現代語訳

・クシタエ(奇跡)が現れて生まれた子は、斎名をクシキネとした
 ・格別に穏やかな性格だったことから、皆からヤシマシノミオホナムチ※と称えられた
・次にオオトシクラムスヒ※が生まれた
・次にカツラキヒコトヌシ※が生まれた
・最後にスセリヒメ※が生まれて、ソサノヲイナタヒメの子は五男三女となった

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用語解説

・オホナムチ:ソサノヲとイナタヒメの五子で、出雲建国後初の子。『記紀』でいうオオナムチに当たるが、微妙に異なる
・オオトシクラムスビ:ソサノヲとイナタヒメの六子で、オキツヒコの父。『記紀』でいうオオトシに当たるが、大分異なる
・カツラキヒトコトヌシ:ソサノヲとイナタヒメの七子。『旧事紀』にも同様の系譜が記される
・スセリヒメ:ソサノヲとイナタヒメの八子。『古事記』でいうスセリヒメに当たるが、ホツマでは名前以外に登場しない

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原文(漢字読み下し)

・生(う)む子(こ)の斎名(いみな)
・クシキネは 殊(こと)に和(やさ)しく
・治(をさ)むれは 流(なか)れを汲(く)める
・諸(もろ)か名(な)も ヤシマシノミの
・オホナムチ

・次(つき)はオオトシ
・クラムスヒ 次(つき)はカツラキ
・ヒコトヌシ 次(つき)はスセリ姫(ひめ)
・五男三女(ゐをみめ)そ

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります