現代語訳

・この誓いが終わると、トシノリ神の左右にあるオオトシ神ハニヤスヒメオコロも共に誓った
・この際、アマテルのカンホキ(神祝)に対して、「潔かれ」とカナキユヒのホキノリ(祝宣)を為した
 ・「焚火も清く、水も清く、竈も清ければ、皆清い
 ・火水の密のタカラオノ(宝斧=包丁)に荒みが無ければ潔い
 ・煮上がる食のヒモロケを捧げる器も清らにして治めるのがヒミツノキヨハラヒ(火水の清祓)」
アマテルはこの誓いを代継ぎの宝として進めるべく、この誓いの功を"活・優・跳の清祓"として取留めた
 ・そして、謹んでヤマサ神に「火水を清め給え」と念入りに申し上げた

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用語解説



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原文(漢字読み下し)

・この時(とき)に 年和(としの)り神(かみ)の
・左右(まて)にある オオトシ神(かみ)と
・ハニヤス姫(ひめ) オコロも共(とも)に
・誓(ちか)ひして 潔(いさきよ)かれと
・神祝(かんほき)に 祝宣(ほきの)りなせる
・鉗結(かなきゆ)ひ

・焚火(たきひ)も清(きよ)く
・水(みつ)清(きよ)く 竈(みかまと)清(きよく)
・皆(みな)清(きよ)く 火水(ひみつ)の密(みつ)の
・宝斧(たからおの) 荒(す)み無(な)けれは
・潔(いさきよ)く 煮上(にあ)くる食(みけ)の
・ヒモロケを 捧(ささ)くる据(すえ)も
・清(きよ)らかに 結(むす)ふ火水(ひみつ)の
・清祓(きよはらひ)

・代継宝(よつきたから)と
・進(すさ)ましく 為集(しつ)む誓(ちか)ひの
・功(いさおし)を 活(ゆき)・優(すき)・跳(はに)の
・大御神(ををんかみ) 聞(き)こし召(め)さるる
・清祓(きよはらい)

・火水(ひみつ)を神(かみ)に
・謹(つつし)みて 清(きよ)め給(たま)えと
・申(まふ)して申(まふ)す

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります