ホツマツタヱ6文 日の神 十二后の文:イサナギの最期【12】
現代語訳
・以前、タラチヲ(父)のイサナギはこう申した
・「ハナキネ(ソサノヲ)はネノクニ・サホコを領すべし」
・これは、"今、ヒルコとミクマノの臣によって統治される熊野の後の君となれ"ということである
・「ナチの若御子のヌカタタ※(クマノクスヒ)は、イサナミを祭るべし」
・これにより、ヌカタタがイサナミ(クマノカミ)の祭主となった
・なお、クマノカミは八人の鬼霊(シコメ)を使って人の魄(肉体)を枯らす神である
・この神を祀ると黒い鳥が群れたので、この鳥は"カラス(枯らす)"と呼んだ
・イサナギは一通りの指示し終えると、アワヂノミヤに隠れた
・君としての役目は終えたが、天に上って陽霊を還すアヒワカミヤ(太陽分宮)に留まった
・そして、病気平癒のタガノカミ(治汚の神)となった
用語解説
・ヌカタタ:アマテルとトヨヒメの御子で、『記紀』でいうクマノクスビに当たる
原文(漢字読み下し)
・先(さき)にタラチヲ
・ハナキネは 根(ね)の国(ね)・サホコ
・領(しら)すへし いまだヒルコと
・御隈野(みくまの)の 臣(とみ)か助(たす)けて
・後(のち)の君(きみ)
・ナチの若御子(わかみこ)
・ヌカタタよ イサナミ祭(まつ)る
・隈(くま)の神(かみ) 鬼霊(しこめ)が魄(しゐ)を
・枯(か)らす神(かみ) 祭(まつ)れは黒(くろ)き
・鳥(とり)群(む)れて カラスと名付く
・イサナギは 篤(あつ)しれ給(たま)ふ
・ここを以(も)て アワヂの宮(みや)に
・かくれます 言(こと)は終(お)われと
・勢(いきお)ひは 天(あめ)に上(のほ)りて
・陽(を)を還(かえ)す 太陽分宮(あひわかみや)に
・留(とと)まりて 病(や)みを治(た)します
・治汚(たか)の神(かみ)
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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