ホツマツタヱ7文 遺し文 清汚を立つ文:ソサノヲの謀反の予感【6】
現代語訳
・アメオシヒの婚礼の際、ソサノヲはこれに合せてマナヰのトヨケ神に参詣した
・そのとき、群衆の中にタオヤメ(嫋女)を見つけ、そのマカタチ(侍婢)に素性を問うた
・すると、その嫋女はアカツチの娘のハヤスフヒメであると分かった
・ソサノヲは早速 アカツチに雉を飛ばしてハヤスフヒメに求婚した
・しかし、その申し出は断られてしまった
・このことから、ソサノヲはヲウチミヤ(大内宮)の北局に入り浸るようになった(不倫と取れる)
・これを察した内宮のセオリツヒメ※は、北局の姉妹(モチコ※・ハヤコ※)に休暇を与えた(左遷と取れる)
・その代わりに北局にはトヨヒメ・アヤコを据えることにした
・この決定には北局の姉妹は納得いかず、降格処分に対して酷く嘆いた
・また、これを知ったソサノヲは、嘆く姉妹の姿に同情し、剣を抜いて内宮に直訴しようとした
・その際、ハヤコが押し止めて「功を成したければ天下取れ」と進言した
・この局面に南局のハナコが出くわすと、咄嗟に矛を隠して平然を装った
・しかし、不穏な気配を悟ったハナコは、事の次第を内宮のセオリツヒメに告げた
用語解説
・セオリツヒメ:サクラウチの娘で、アマテルの内宮(正妻)となった
・モチコ:クラキネの娘で、アマテルの北局のスケ后となった
・ハヤコ:クラキネの娘で、アマテルの北局のウチ后となった
原文(漢字読み下し)
・ソサノヲは これ調(ととの)ひて
・マナヰなる 神(かみ)に詣(まふ)てる
・その中(なか)に 嫋女(たおやめ)あれは
・これを問(と)ふ 侍婢(まかたち)答(こた)ふ
・アカツチか ハヤスフ姫(ひめ)と
・聞(きこ)し召(め)し
・雉(きし)を飛(と)はせて
・父(ちち)に乞(こ)ふ アカツチ宮(みや)に
・婚(とつ)かんと 言(い)えと和(みや)なく
・大内(ををうち)の 折々(おりおり)宿(やと)る
・北(ね)の局(つほね)
・姉妹(ゑと)休(やす)めとて
・内宮(うちみや)の トヨ姫(ひめ)召(め)せは
・北(ね)の局(つほね) 下(さ)かり嘆(なけ)けは
・ソサノヲか 湛(たた)ゑかねてそ
・剣(つるき)持(も)ち 行(ゆ)くをハヤコか
・押(お)し止(とと)め 功(いさおし)成(な)らは
・天(あめ)か下(した)
・ハナコ来(き)たれは
・矛(ほこ)隠(かく)す 見(み)ぬ顔(かほ)すれと
・内(うち)に告(つ)け
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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