現代語訳

・(アマテルは続けた)
 ・「である故にミナカヌシと称えられ、天霧(ウツロ・シナト)に乗って地球八方を巡幸し陽陰の道を譲るのである
 ・そして地の県を統べ治める区画を国と名付け、天の道も地の道も葦の如く立つ
 ・故に仕事を成し遂げたヨソコノカミ(49尊)は天に還り、元のタカマノハラに座すのである
 ・地球の縮図はサコクシロ、故に神を祀る地もタカマといい、清の所はこれに比される」
・こうして大御神(アマテル)が折の御幸にて説明すれば、コキミ・モミコト・ミチヒコ(諸々の臣)も皆謹んで敬った

※6文を総括すると、地球の万物は宇宙と対比しており、高天原も天地の両方に在るとされる

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用語解説



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原文(漢字読み下し)

・てれは称(たた)ゆる
・ミナカヌシ 天霧(あきり)に乗(の)りて
・八方(やも)に行(ゆ)き 日月(ひつき)の道(みち)お
・譲(ゆつ)り

・地(は)に 県(あかた)の上(かみ)の
・色国(いろくに)と 名付(なつ)け天(あめ)の道(みち)
・地(は)の道(みち)も 葦(あし)の如(こと)くに
・立(た)つ故(ゆえ)に

・四十九(よそこ)の尊(かみ)は
・天(あめ)に還(かえ)り 元(もと)のタカマの
・原(はら)にあり

・地球(くにたま)細(くわ)し
・サコクシロ 故(かれ)神(かみ)纏(まつ)る
・地(は)もタカマ 清(すか)の所(ところ)は
・これに比(くら)へん

・大御神(をおんかみ) 折(おり)の御幸(みゆき)に
・聞(き)きませは 九君(こきみ)百尊(もみこと)
・三千彦(みちひこ)も 皆(みな)謹(つつし)みて
・敬(うやま)いにけり

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります