現代語訳

コクミ・シラヒトの裁きが終わった後、大御神は諸守と会議をした
 ・そこで、カンミムスビヤソキネを根の国守に任命した
・ここでアマテルは詔を発した
 ・「イサナギのウブヤ(産野)に叔父(ヤソキネ)叔母(シラヤマヒメ)がなれば、政は絶えること無し」
・これを以って、ヤソキネシラヤマヒメの夫婦は根国の国守となり、シラヤマカミ※と称えられた
 ・根国にはイサナギを祀ったが、その弟のクラキネは祀られなかった

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用語解説

・シラヤマカミ:ヤソキネ(カンミムスビ) とココリヒメを指す(いわゆる白山信仰の由縁と思われる)

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原文(漢字読み下し)

・大御神(ををんかみ) 諸(もろ)と議(はか)りて
・ヤソキネを 根(ね)の国守(くにかみ)と

・イサナギの 産野(うふや)に叔父(おち)と
・叔母(おは)なれは 政(まつり)絶(た)ゑすと
・御言宣(みことのり) 以(も)ちて民(たみ)治(た)す
・叔父(おち)と叔母(おは) シラヤマ守(かみ)そ
・イサナギは 祭(まつ)れと弟(おと)の
・クラキネは 祭(まつ)らす

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります