ホツマツタヱ1文 東西の名と蝕虫去る文:拾われたヒルコ【1】
現代語訳
【東西の名と蝕虫去る文(きつのなとほむしさるあや)】
・ワカ※(ワカ姫の歌=和歌)は、ワカヒメ(ヒルコ※)に始まる
・ヒルコは生まれてすぐに捨てられたが、カナサキ※に拾われヒロタ※で育てられた
・その際、カナサキの妻の乳を得て育てられたという
・誕生日にはカシミケ(炊食)を用意され、立舞を行った
・3歳になった冬には髪置の儀式を行った
・また、元旦と1月15日には陽陰を敬った
・また、3月3日には雛祭り(桃の節句)を行った
・また、5月5日には菖蒲を飾って茅巻を食べた(端午の節句)
・また、7月7日には棚機祭り(七夕の星祭)を行った
・また、9月9日には菊の祝、9月13日には栗祝を行った
・5歳の冬11月には、袴着を行った
・袴着には男は袴を穿き、女は被衣を纏う
用語解説
・ワカ:ワカヒメ(ヒルコ)の歌。現在における和歌に当たり、5・7・5・7・7(31音) の歌を指す
・ヒルコ(ワカヒメ):イサナギとイサナミの第一子であり、『記紀』でいうヒルコに当たる
・カナサキ:いわゆる住吉神であり、アマテルの后の一人であるハヤアキツヒメの父に当たる
・ヒロタ:ヒロタノミヤ(拾ったの宮、廣田の宮)を指し、ニシノミヤ、ニシトノとも呼ばれる
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原文(漢字読み下し)
【東西(きつ)の名(な)と蝕虫(ほおむし)去(さ)る文(あや)】
・それワカは ワカ姫(ひめ)の尊(かみ)
・捨(す)てられて 拾(ひろ)たと育(そた)つ
・カナサキの 妻(つま)の乳(ちち)を得(ゑ)て
・アワウワや 長(てふ)ち初(しほ)の見(め)
・生(うま)れ日(ひ)は 炊食(かしみけ)供(そな)え
・立舞(たちまひ)や 三冬(みふゆ)髪置(かみおき)
・初日(はつひ)十五日(もち) 陽陰(あわ)の敬(うやま)ひ
・桃(もも)に雛(ひな) 菖蒲(しょうぶ)に茅巻(ちまき)
・棚機(たなばた)や 菊(きく)・栗(くり)祝(いわ)ひ
・五歳(ゐとし)冬(ふゆ) 男(を)は袴(はかま)着(き)る
・女(め)は被衣(かつき)
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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