現代語訳

・アマテルは、コヤネ※・コモリ※にも詔した
 ・「今、改めてキヨヒト(ニニキネ)ハネノオミ※となったコヤネは代々アメノマツリ(天神地祇の祭祀)を執り仕切れ
 ・また、コモリは代々のモノヌシとなり、共に守って民を治めよ」

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用語解説

・コヤネ:カスガの尊名。後にタケミカツチの娘と結婚する。『記紀』でいうアメノコヤネに当たる
・ハネノオミ:君を高める両翼(左右)の臣を指す(鏡臣と剣臣)
・コモリ:クシヒコの子で、後に3代目オオモノヌシとなる。18男18女の子を養育した功績により、コモリカミとなる

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原文(漢字読み下し)

・時(とき)にまた コヤネ・コモリに
・御言宣(みことのり) 今(いま)キヨヒトの
・羽(はね)の臣(おみ) コヤネは弥々(よよ)の
・纏(まつ)り執(と)れ コモリは弥々(よよ)の
・モノヌシそ 共(とも)に守(まも)りて
・民(たみ)お治(た)せ

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります