ホツマツタヱ38文 ヒシロの代 クマソ打つ文:御杖代の代替り【22】
現代語訳
・(景行)20年(上鈴806年)
・サミヱ2月4日、ヰモノヒメクスコ※内親王が、筑紫の平定を祝ってイセノカミを祀った
・このとき姫は14歳であった
・ヤマトヒメ※は齢108歳であったが、これを喜んでミツエシロ※(御杖代)の後任とする宣言を発した
・「年老いて寿命に至れば、私の役目が足りなくなるでしょう
・そこで私の八十モノノベ20司をヰモノヒメに移して仕えさせることにします」
・こうしてクスコ(ヰモノヒメ)はアマテル神の御杖代となり、タケノミヤヰ(伊勢内宮)に謹んで仕えることとなった
・その後、ヤマトヒメはウチハタドノのイソミヤに隠居し、静かにヒノカミを祀ったことで永くウマナシ(悪くはならなかった)
用語解説
・ヰモノヒメ(クスコ):景行天皇とミツハイラツメの皇女で、三代目のアマテル神の斎宮となる
・ヤマトヒメ:垂仁天皇とカバヰツキヒメの皇女で、二代目のアマテル神の斎宮となる。『記紀』のヤマトヒメに当たる
・ミツエシロ:斎宮(神の斎を執り行う者)であり、80人のモノノベとそれを束ねる12人の司を従える
原文(漢字読み下し)
・二十年(ふそ)サミヱ 二月四日(きさらきよか)に
・ヰモノ姫(ひめ) クスコ内親王(うちみこ)
・妹背(いせ)の神(かみ) 祭(まつ)る祝(いわひ)は
・筑紫(つくし)平(む)け 姫(ひめ)今年(ことし)十四(そよ)
・ヤマト姫(ひめ) 今年(ことし)百八(ももや)つ
・喜(よろこ)ひて 齢(よわひ)至(いた)れは
・我(われ)足(た)りぬ 我(わ)か八十(やそ)モノベ
・十二司(そふつかさ) ヰモノに移(うつ)し
・仕(つか)えしむ クスコお神(かみ)の
・御杖代(みつえしろ) 高(たけ)の宮居(みやゐ)に
・謹(つつし)みて 仕(つか)え侍(はん)へる
・ヤマト姫(ひめ) 内端殿(うちはたとの)の
・磯宮(いそみや)に 開(ひら)き静(しつ)かに
・日(ひ)の神(かみ)お 祭(まつ)れは永(なか)く
・倦(う)まなくそ
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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