ホツマツタヱ17文 神鏡ヤタの名の文:鏡の意味【4】
現代語訳
・(アマテルは続けた)
・「私が理想とする安定した世とは、政が隅々行きわたって人の心が豊かになり、表に努め、裏で安むものである
・例え一人が外れても、天地(陰陽)の法則が治めているのだから、花も実も同様に同じ土台に立っていることを知るだろう
・故に、罪を隠そうが、天地(陰陽)は知っているのである
・ウツホ(空)は天の心であり、そこに風が常に巡っているが視ることはできない
・これは、魚が水の巡りを見ることが出来ないことに同じである(ミクロとマクロの喩え)
・しかし、人が水の巡りを見る如く、広い視野で捉えればウツホは観ることもできるだろう
・魚の目と、それに代わる人の目のウラカガミ※は、左にも持てば右に見え、左に遣えば右に行く
・向いに遣えば前に寄るというように、皆 翻る 鏡が何のためにあるのかを考えるべし(鏡の原理を紐解くべし)」
用語解説
・ウラカガミ:見えない所(心)を見る鏡を指す
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原文(漢字読み下し)
・我(われ)見(み)るに 治(をさ)まる代(みよ)は
・名(な)の聞(き)こゑ 人(ひと)の心派(こころは)
・およそ肥(そこ)し 表(あらは)に努(つと)め
・裏(うら)安(やす)む
・中(なか)に一人(ひとり)は
・うらなくて 陽陰(あめ)領(し)る木々(きき)の
・花(はな)も実(み)も 我(わ)か身(み)の道(みち)と
・知(し)らさらめ 犯(おか)し隠(かく)すも
・天地(あめ)か知(し)る
・空(うつほ)は天(あま)の
・心派(こころは)の 常(つね)に巡(めく)れと
・見(み)ゑなくて 水(みつ)の巡(めく)りを
・見(み)る如(こと)く 空(うつほ)は見(み)ゆる
・魚(うお)の目(め)と 代(か)わる人目(ひとめ)の
・裏鏡(うらかかみ) 左(ひたり)に持(も)ては
・右(みき)に見(み)ゑ 左(ひたり)え遣(や)れは
・右(みき)に行(ゆ)く 向(むか)ふへ遣(や)れは
・前(まえ)に寄(よ)る みな翻(ひるかえ)る
・この鏡(かかみ) 何(なん)のためそや
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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