ホツマツタヱ38文 ヒシロの代 クマソ打つ文:オトヒメと出会い、姉のヤサカイリヒメを娶る【4】
現代語訳
・(景行)4年(上鈴791年)
・2月15日、美濃へ行った臣らが申し上げた
・「美濃には良い女が居ます
・また、そこにはヤサカタカヨリがココナキリを植えて楽しんだというココリミヤがあります」
・故に、(君は)これを得ようと御幸して、まずは美濃高北のヤサカタカヨリのココリミヤに訪れて仮宮とした
・その際、生簀を覗くとオトヒメの顔が映ったので、君はオトヒメを留めて召した
・しかし、オトヒメはイセノミチが艶やかでカヨエルノリ(通例)に適っていないと思い、君に申し上げた
・「ヤツカレ(僕)はトツギを好みません、また、御殿に召されるのも好きではありません
・私の姉は名をヤサカイリヒメと言います、容姿も良く、后として宮に召されるのに合っているでしょう
・(姉を召すことで)操を立てたとしてください」
・君は、これ申し出を許し、姉のヤサカイリヒメを召した
・11月初日、マキムキヒシロの新宮に帰り、ヤサカイリヒメをミノウチメ(美濃から来た内侍)とした
用語解説
原文(漢字読み下し)
・四年二月十五日(よほきさらもち)
・美濃(みの)に行(ゆ)く 臣(とみ)ら申(もふ)さく
・好(よ)き女(め)あり ヤサカタカヨリ
・菊桐(ここなきり) 植(う)えて楽(たの)しむ
・菊桐宮(ここりみや) 故(かれ)これ得(ゑ)んと
・御幸(みゆき)して 美濃(みの)高北(たかきた)の
・タカヨリの 菊桐(ここり)の宮(みや)に
・仮(か)り居(い)ます 生簀(いけす)望(のそ)めは
・差(さ)し覗(のそ)く オト姫(ひめ)留(と)めて
・君(きみ)召(め)しつ
・姫(ひめ)思(おも)えらく
・妹背(いもせ)の道(みち) 通(かよ)える法(のり)も
・艶(つや)ならす 君(きみ)に申(もふ)さく
・僕(やつかれ)は 婚(とつ)き好(この)ます
・御殿(みあらか)に 召(め)すも好(よ)からす
・姉(あね)か名(な)お ヤサカイリ姫(ひめ)
・姿(すかた)良(よ)く 后(きさき)の宮(みや)に
・召(め)さるとも 操(みさほ)成(な)らんか
・君(きみ)許(ゆる)し 姉姫(あねひめ)お召(め)す
・十一月初日(ねしもはひ) 纏向(まきむき)日代(ひしろ)
・新宮(にいみや)に 帰(かえ)り入(い)ります
・ヤサカ姫(ひめ) なる美濃(みの)内侍(うちめ)
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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