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2016年5月17日火曜日

ホツマツタヱ16文 孕み謹む帯の文:アマノコヤネの結婚【1】

現代語訳

【孕み謹む帯の文(はらみつつしむおひのあや)】

・25鈴100枝28穂年サミトのこと
・カシマの宮(タケミカツチ※の宮)には一人娘が居たが、男子(嗣子)は居なかった
 ・そこでカシマ君(タケミカツチ)がカトリの宮へ行き、フツヌシ※と門言(世間話)の後に宮に入った時の物語である
タケミカツチは このように言った
 ・「知っての通り、我には一人娘がいるが、嗣子がない
 ・カスガドノ(ヰヂチ)の子のアマノコヤネ※は世に優秀と知られており、カスガノカミの名も賜っている
 ・願わくば、我が娘と結婚させたいと思っている
 ・故に上つ君(フツヌシ)よ、どうかハシカケ(橋架け)となってはいただけぬか?」
・すると、フツヌシは答えた
 ・「我が甥のカスガワカヒコ(アマノコヤネ)とは、以前に御使のサカムカヒ(出迎え)で初めて会った
 ・今、君(タケミカツチ)の子となれば、以前よりも睦まじくなり、我も子を儲けたようなものである
 ・我が橋架けとなり、仲を取り持ってやろう」
・そのように話はまとまった
・そこで、二君はヒタカミの壺若宮への御使の帰路にナカクニに向い、カスガ(春日県)に到った
 ・まず、アマノコヤネの父のココトムスビの許可を受けて、イセのタカマに上った
 ・そして、諸人に この縁談を相談すると、アマテルが詔によってこれを許した
・その後、二君はアマテルを拝んだ後に本つ国(カトリの宮?)に帰って行った
 ・一方、ココトムスビはフトマニで吉日を占って、それに因んで日取りを調整した
 ・そして、コトホキ(言祝)を終えると、アマノコヤネは睦まじく天に仕えた

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用語解説

・タケミカツチ:ヲバシリの子であり、ムハタレ討伐やカシマ立ちで活躍する。『記紀』でいうタケミカヅチに当たる
・フツヌシ:アマノコヤネの叔父に当たり、『日本書紀』でいうフツヌシに当たる
・アマノコヤネ:カスガの尊名。後にタケミカツチの娘と結婚する。『記紀』でいうアメノコヤネに当たる

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原文(漢字読み下し)

【孕(はら)み謹(つつし)む帯(おひ)の文(あや)】

・二十五鈴(ふそゐすす) 百枝二十八穂(ももゑふそやほ)
・年(とし)サミト カシマの宮(みや)の
・一人姫(ひとりひめ) 男(を)の子(こ)なけれは
・カシマ君(きみ) カトリの宮(みや)に
・行(い)き到(いた)る フツヌシ迎(むか)え
・門言(とこと)終(お)ゑ 入(い)ります後(のち)に
・物語(ものかたり)

・知(し)ろす如(こと)くに
・一姫(ひひめ)あり 嗣子(つきこ)なけれは
・カスガ殿(との) アマノコヤネは
・余(よ)に秀(ひ)いて カスガの尊(かみ)と
・名(な)お賜(たま)ふ 我(われ)願(ねか)わくは
・上(かん)つ君(きみ) 橋架(はしか)けなして
・給(たま)わんや

・フツヌシ応(こた)え
・我(わ)か甥(おゐ)の ワカヒコ先(さき)に
・御使(をしか)にて さか迎(むか)ひして
・会(あ)ひ初(そ)めて それより今(いま)に
・睦(むつま)しく 今(いま)その君(きみ)の
・子(こ)となさは 我(われ)も儲(もう)ける
・子(こ)の如(こと)く 仲(なか)おなさんと
・ヒタカミへ

・使(しか)に応(こた)えて
・帰(かえ)りきき 共(とも)に上(のほ)りて
・中国(なかくに)の カスガに到(いた)り
・その父(ちち)の ココトムスビに
・乞(こ)ひ受(う)けて

・タカマに上(のほ)り
・諸共(もろとも)に これ伺(うかか)えは
・御言宣(みことのり) 御許(みゆる)し受(う)けて
・拝(おか)む後(のち) 二君(ふたきみ)帰(かえ)る
・本(もと)つ国(くに)

・ココトムスビは
・占(うらな)ひて 吉(よ)き日(ひ)に因(ちな)み
・調(ととの)ゑて 言祝(ことほき)終(お)えて
・睦(むつま)しく コヤネは天(あめ)に
・仕(つか)えます

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります

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