ホツマツタヱ18文 オノコロと呪ふの文:オノコロのいわれ【1】
現代語訳
【オノコロと呪ふの文(おのころとましなふのあや)】
・天晴れて、和やかに御幸が行われていた時のこと
・アマテルは「タカマ※は万の国形で、オノコロ※(中核)である」と言い、笑んで中央の巌に鎮座していた
・このとき、傍には臣と天御孫(ニニキネ)が居り、御前に詣でて謹んでオノコロのいわれを問うた
・すると、アマテルはこの様に説明した
・「イサナギ・イサナミの二尊は浮橋に立ち、『この下に国は無いのか』と言って国を造ることにした
・そこで経・矛(法と警察力)を以って国造りを開始した
・そのときのサクルミホコノシタタリ(努力の結晶)が、まとまりを以ってオノコロ(中核)となった
・二尊は天(ヒタカミ)より下って結婚し、実柱を回ってアワ歌を詠み、オノコロに万物を生んだ」
※二尊の実柱を廻る儀式は、アメミヲヤによる天地創造の様子を地上で再現していると捉えられる
用語解説
・タカマ:いくつか意味があるが、この場合は天の神々が座す天の中心部を地上で再現した中央政府を指すものと思われる
・オノコロ:中心・中核・要所・都などの意味を持ち、オモタルの御代以降に荒廃した国家を二尊が再建した時の中心地とされる
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原文(漢字読み下し)
【オノコロと呪(ましな)ふの文(あや)】
・陽陰(あめ)晴(は)れて 和(のと)かに御幸(みゆき)
・遊(あそ)ひます タカマは万(よろ)の
・国形(くにかたち) これオノコロと
・にこ笑(え)みて 中(なか)の巌(いわほ)に
・御座(おわ)します
・側(そは)に臣(とみ)あり
・天御孫(あめみまこ) 御前(みまえ)に詣(もふ)て
・謹(つつし)みて そのオノコロの
・謂(ゆえ)を請(こ)ふ 君(きみ)の教(をし)えは
・二尊(ふたかみ)の うきはしに立(た)ち
・この下(した)に 国(くに)無(な)からんと
・経(と)・矛(ほこ)以(も)て 幸(さく)るみほこの
・滴(したた)りか 凝(こ)り成(な)る州(しま)お
・オノコロと
・下(くた)りて共(とも)に
・婚(とつ)きして 実柱(みはしら)回(まわ)り
・アワ歌(うた)を 詠(よ)みてオノコロ
・万物(よろもの)お 生(う)みしは
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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