ミカサフミ 神代和字:カナアヤの鋳造(ヒルコがワカヒルメになる)【5】
現代語訳
・時にアマテルは詔した
・「昔、二尊はアワウタを日毎に歌い、それは八百万日に行き至った
・この末に私がこれを受け継いで、手を結んで(タミメ※)朝が来るたびに歌っている
・幾年経つが、いまだに欠かさず このオシテ(法)は続いている
・また、タマキネ(トヨケ)が作ったオシヱクサは、天神を招くミハシラキ(御柱木)である
・この御柱木は神と調和しようとする心を移すウツワモノ(器物)である
・このカミカタチ(神体)に奉納して祈願する深い旨のあるソメフダ(染札)を"ニフノカミ※"に任せよう」
・この詔により、ヒルコはニフノカミとして染札の作成を命じられた
・そして、ヰモノシにカナアヤ(金属製の紋)を鋳造させ、アワウタを遍く教えれば御名もワカヒルメとなった
・この功績は大いなるものであった
用語解説
・タミメ:四十九神(根源神と元明四十八神)を手の造形で表現したものであり、様々な現象を起こすことが出来る
・ニフノカミ:ヒルコの尊名。和歌山県の丹生都比売神社の祭神である丹生都比賣大神は、別名 稚日女尊というとされる
原文(漢字読み下し)
・時(とき)に和照(あまて)る
・御言宣(みことのり) 昔(むかし)二尊(ふたかみ)
・アワ歌(うた)お 日毎(ひこと)に歌(うた)ひ
・八百万日(やおよろか) 行(おこな)ひ至(いた)る
・この末(すえ)に 我(われ)受(う)け継(つ)きて
・結(むす)ふ手(て)に 朝毎(あさこと)歌(うた)ふ
・幾年(ゐくとせ)か いまた欠(か)かさす
・この押手(おして)
・タマキの作(つく)る
・教(をし)え種(くさ) 天神(あまかみ)招(まね)く
・御柱木(みはしらき) 和心(にこころ)移(うつ)す
・器物(うつわもの) その神形(みかたち)に
・進(すす)め乞(こ)ふ 深(ふか)き旨(むね)ある
・染札(そめふた)お 委(まか)せ賜(たま)わる
・和(にふ)の守(かみ)
・ここにヒルコは
・鋳物仕(ゐものし)に 金紋(かなあや)鋳(ゐ)させ
・遍(あまね)くに 教(おし)ゆる御名(みな)も
・ワカヒルメ 和(にふ)の功(ゐさおし)
・大(をを)いなるかな
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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