ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:景行天皇の国巡り(東方の上総)【17】
現代語訳
・(景行)53年(上鈴840年)
・御船は上総へと向かい、アホノハマに到着した
・そこでミサゴ(カモメ)が餌を食べているのを見て、それを民に問うた
・民は「あれはウムギ(蛤)と言って賤民が食べる貝です、膾(ナマス)にするのも好いです」と答えた
・すると、ムツカリがガマタスキをして蛤を獲り、早速 膾にして君に進上した
・これ故にムツカリはカシハトモベの名を賜った
・なお、ムツカリとはオオヒコの孫のイワカのことである
・また、カシマカグラのシシマヒ(猿回し)について聞けば、カトリトキヒコがこれに答えた
・「これは昔、妙技と呼ぶべきほどに跳ね踊る獣らをツチキミ(サルタ)が統べて仕込み、完成させたものです」
・君が楽しんだカグラシシは鹿島の島々に伝えられてきた芸で、君は「障り無かれ」と言って(獣を)玩んだ
・これ故に猿治の尊(サルタノカミ)のナニシアフ(名に釣り合う)と評された
用語解説
原文(漢字読み下し)
・御船(みふね)上総(かつさ)へ
・アホの浜(はま) 鶚(みさ)餌(こゑ)食(は)むお
・民(たみ)に問(と)ふ あれは海蛤(うむき)と
・賎(しつ)か食(は)む 膾(なます)も好(よ)しと
・ムツカリか 蒲襷(かまたすき)して
・獲(と)る海蛤(うむき) 膾(なます)になして
・進(すす)むれは 膳伴部(かしはともへ)と
・名(な)お賜(たま)ふ オホヒコの孫(まこ)
・イワカなり
・姦神楽(かしまかくら)の
・獣舞(ししまひ)お 問(と)えはトキヒコ
・これ昔(むかし) 妙(いよ)に渡(わた)りて
・騒(しし)はむお 辻君(つちきみ)統(と)りて
・立(た)て全(ま)つる
・君(きみ)楽(たの)しみの
・神楽獣(かくらしし) 弥万(やよろ)鹿島(かしま)に
・ある形(かたち) 障(さわ)り無(な)かれと
・玩(もてあそ)ふ
・猿治(さるた)の尊(かみ)の
・名(な)にし負(あ)ふ
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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