現代語訳

・(アマテルは続けた)
・「成人となった諏訪の守(タケミナカタ)は、この様に乞うてきた
 ・『シナノは寒いため、鳥獣を食って寒さを凌ぎたい、そこで鳥獣食を許して欲しい』
・そこで(アマテルは)こう改めた
 ・『アイモノ(間物)の魚は40ある、これを食って凌ぐべし
 ・ただし、これも3日間 スズナ※を食って火を消すこと
 ・また、水鳥を食ったのならば、21日間 スズナを食うこと
 ・これが余の鳥獣の戒めである』
・これをあまねく公布した」

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用語解説

・スズナ:解毒作用のある植物(カブを指すものと思われる)

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原文(漢字読み下し)

・やや人(ひと)となる
・スワの守(かみ) シナノは寒(さむ)く
・鳥獣(とりしし)に 寒(さむ)さ凌(しの)くと
・乞(こ)ふ故(ゆえ)に なお改(あらた)めて

・間物(あいもの)の 魚(うお)は四十(よそ)あり
・これも三日(みか) スズ菜(な)に消(け)せよ
・水鳥(みつとり)を 食(く)えは二十一日(ふそひか)
・スズ菜(な)得(え)よ 余(よ)の鳥獣(とりけもの)
・戒(いまし)めと あまねく布(ふ)れし

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります