ホツマツタヱ15文 食 万事 生り初めの文:人に転生する食事【14】
現代語訳
・(アマテルは続けた)
・「食を誤れば、命を惜しまないとしても血は穢れ、故にタマノヲ※も乱れて陽元と陰元に還れなくなる
・そして、魂・魄が迷い苦しみ、人の十六万八千のモノの種でなく、獣の種を求めるようになるだろう
・そうなれば、人には転生できなくなる
・鳥も獣も月日の潤を宿さない、だがソロ(稲)は月日のウルナミである故に保存が効く
・人は元来、ナカゴ※・ココロハ※(霊と霊の緒)は、日と月(陽と陰)である
・曲がらずに真直ぐ罷れば それらは共鳴し、アメノミヤヰ(陽陰の宮居)に還ろうと、獣になるのを止めるのだ」
用語解説
・タマノヲ:魂と魄の結合を指し、心・精神などの意味合いも持つ
・ナカゴ:中心・中核・本質などの意味合いを持ち、具体的には魂+魄のことを指す
・ココロハ:中心から分岐し、他と繋がるものを指す
原文(漢字読み下し)
・誤(あやま)らは たとえ命(いのち)は
・惜(お)しまねと 血(ち)穢(けか)れ故(ゆえ)に
・霊(たま)の結(を)も 乱(みた)れて元(もと)に
・還(かえ)らねは 魂(たま)・魄(しゐ)迷(まよ)ひ
・苦(くる)しみて 獣(けもの)の種(たね)を
・合(あ)い求(もと)む
・鳥(とり)も獣(けもの)も
・月日(つきひ)無(な)し ソロは月日(つきひ)の
・潤波(うるなみ)そ 故(ゆえ)に堪(こた)ふる
・人(ひと)は元(もと) 中子(なかこ)・心派(こころは)
・日月(ひつき)なり 直(す)くに罷(まか)れは
・合(あ)ひ応(こた)え 陽陰(あめ)の宮居(みやゐ)に
・還(かえ)さんと 獣(けもの)になるお
・止(とと)むなり
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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