現代語訳

・(アマテルは続けた)
・「私の常食にはチヨミクサ※(千齢見草)がある
・これは世の苦菜よりもよりも百倍以上に苦いが、これによって永らく生き、民を豊かにできるように国を治めた
・私が見たススキ(鈴木)は千枝4度、よって我が身は今年で24万歳となる
・だが、未だに盛りの若い姿であり、後100万年は生きられることを知っている」

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用語解説

・チヨミクサ:富士山に生える長寿の草を指す(神武朝に当たる時代の富士山噴火により絶滅したとされる)

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原文(漢字読み下し)

・我(わ)か常(つね)の食(みけ)
・千齢見草(ちよみくさ) 余(よ)の苦菜(にかな)より
・百々(もも)苦(にか)し 苦菜(にかな)の食(みけ)に
・永(なか)らえて 民(たみ)豊(ゆた)かにと
・国(くに)治(をさ)む

・我(われ)見(み)る鈴木(すすき)
・千枝(ちゑ)四度(よたひ) 我(わ)か身(み)も今年(ことし)
・二十四万(ふそよよろ) 未(いま)た盛(さか)りの
・杜若(かきつはた) 後(のち)百万(ももよろ)を
・経(ふ)るも知(し)る

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります