ホツマツタヱ7文 遺し文 清汚を立つ文:陽陰のウラカタ(良子を成す方法論)【14】
現代語訳
・昔、イサナギ・イサナミの二尊が残した遺し文にはこうある
・『アメノメクリ(陽陰の巡り)の蝕みをマサカニ※によって占えば、中が濁って見えた
・そのときに産まれたソサノヲは、きっと霊が乱れているだろう
・そのため、我々は国の隈を成す過ちを犯してしまった
・男は父(陽)に得て、地(陰)を抱け
・女は母(陰)に得て、天(陽)と結ばれよ
・また、ウキハシ(仲人)を得て嫁ぐべし
・女はツキシホ(月潮)の後、3日以内に清くアサヒ(朝日)を拝み受ければ、良い子を産むだろう
・誤って穢れた時に孕んだ子は、必ず粗悪な子となるだろう
・前後(陽陰の前後)が乱して過ちを犯した我が恥を、後の掟のウラカタ※(占形)として残しておくことにする
・必ずこれを忘れてはならない』
用語解説
・マサカニ:陽陰の巡りの蝕みを見る珠であり、ヤサカニノマカルタマと同義と捉えられる
・ウラカタ:"本質・原理を形として現したもの"、"占いの判断材料にする類型"などの意味合いで捉えられる
原文(漢字読み下し)
・昔(むかし)二尊(ふたかみ)
・遺(のこし)し文(ふみ) 陽陰(あめ)の巡(めく)りの
・蝕(むしは)みを 見(み)るマサカニの
・中(なか)濁(こ)りて 生(う)むソサノヲは
・霊(たま)乱(みた)れ 国(くに)の隈成(くまな)す
・誤(あやま)ちそ
・男(を)は父(ちち)に得(ゑ)て
・地(は)を抱(いた)け 女(め)は母(はは)に得(え)て
・天(あ)と結(ゐ)ねよ うきはしを得(え)て
・婚(と)くへし 女(め)は月潮(つきしほ)の
・後三日(のちみか)に 清(きよ)く朝日(あさひ)を
・拝(おか)み受(う)け 良(よ)き子(こ)生(う)むなり
・誤(あや)りて 穢(けか)るる時(とき)に
・孕(はら)む子(こ)は 必(かなら)す粗(あ)るる
・前後(まえうしろ) 乱(みた)れて流(なか)る
・我(わ)か恥(はち)を 後(のち)の掟(おきて)の
・占形(うらかた)そ 必(かなら)すこれを
・な忘(わす)れそこれ
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
スポンサーリンク
スポンサーリンク
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿