ホツマツタヱ8文 霊還し ハタレ打つ文:ハタレとは【3】
現代語訳
・また、左の臣のカナサキ※もハタレ※についての対応を知らなかった
・そこで、アマテルは このように説明した
・「真のハタレとは、天(陽陰)にも居らず、神でもない
・人の拗けた感情が進化して霊体となり、寄り集まって成ったものである
・今知る限り、それが集まってムハタレ(六つのハタレ)が成っている
・ニシキオロチのシムミチ、ハルナハハミチ、ヰソラミチ
・三人が指揮するキクミチ、ヰツナミチ
・ナルカミ(鳴神)を起源とするアヱノミチ
・これらのハタレは皆、取り憑いたもののシム(霊)を抜きとる
・ハタレに憑かれた者は魔業を促されて悪行を為す
・また、ヒミノホノホ(日々に三度)のオコリヒ(瘧火=高熱)に悩まされるという
・だからといって恐れることは無い、なぜならハタレはカンチカラ(神力)によって祓い除けるからである
・祓い除けば自ずとハハもイソラも抜け出ていくだろう
・ハタレには実体が無いため、普通の矢を射っても当たらないが、神の矢は必ず当たる
・神の矢には、ハタレミ(ハタレの実体)を顕す力があるのだ」
用語解説
・カナサキ:いわゆる住吉神であり、ヒルコの育ての親。アマテルの后の一人であるハヤアキツヒメの父に当たる
・ハタレ:"外道になる様"、"怨念が取り憑いて化物になったもの"などの意味合いを指す
原文(漢字読み下し)
・ひたりの
・カナサキも 応(こた)えを知(し)らて
・伺(うかか)えは 和照(あまて)らします
・御言宣(みことのり)
・やや知(し)る真(まこと)
・ハタレとは 天(てん)にも居(お)らす
・神(かみ)ならす 人(ひと)のねちけの
・研(と)き優(すく)れ 凝(こ)り合(ゑ)て六(む)つの
・ハタレ成(な)る
・錦(にしき)オロチの
・シムミチや ハルナハハミチ
・ヰソラミチ 三人(みた)るキクミチ
・ヰツナミチ 鳴神(なるかみ)もとむ
・アヱノミチ
・皆(みな)そのシムを
・抜(ぬ)き取(と)りて 業(わさ)に燃(も)え点(つ)く
・瘧火(おこりひ)の 日々(ひひ)に三度(みたひ)の
・萎病(なや)みあり
・如何(いか)て恐(おそ)れん
・神力(かんちから) 祓(はら)い除(のそ)かは
・自(おの)つから ハハもイソラも
・捩(よ)り返(かゑ)し 射(い)る矢(や)も受(う)けす
・神(かみ)の矢(や)は 必(かなら)す当(あた)る
・ハタレ霊(み)の 術(わさ)や露(あら)はす
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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