ホツマツタヱ31文 直り神 三輪神の文:三輪の神を定める【12】
現代語訳
・8月初日に詔があった
・「私が聞くには、昔、オオナムチ※が殊成す時にミモロカミ(サキミタマ・クシヰワザタマ)がこう言ったという
・『我があってこそ、汝はおおよその殊を成し遂げたのである
・我は汝のサキミタマ※なり、ワザミタマ※はワニヒコ(クシミカタマ)であるぞ』
・これ故にミモロカミはオオナムチに嗣いで3度 回り現れて殊を成したのである(ヲコヌシ・コモリ・ワニヒコに転生した)
・そして、殊を成せば一人別れたという(フキネ)、故に三人目のワニヒコまでがミワノカミであるのだ」
・この詔によって、三輪の神は代々皇の守りとして、9月11日に祀られることになった
・これにより、アタツクシネに"オオミワの姓"が与えられた
・なお、ワニヒコは享年192歳であった
※三輪の神は、クシヒコ※(コトシロヌシ)、コモリ※、クシミカタマ※を指すという
用語解説
・オオナムチ:ソサノヲの子で、出雲から津軽に国替えされた。『記紀』でいうオオナムチに当たるが、微妙に異なる
・サキミタマ:人の上位神霊であり、肉体に宿っていない部分の霊と推定される(オオナムチの功績もサキミタマの影響)
・ワザミタマ:この世での仕業・事業を成す神霊を指すと推定される
・ヲコヌシ:"宮造り法"と"埴纏りの法"を定めたクシヒコ(オオナムチの子)を指し、いわゆる「大国主」を指すと推定される
・コモリ:クシヒコの子で、後に3代目オオモノヌシとなる。18男18女の子を養育した功績により、コモリカミとなる
・クシミカタマ:ツミハとタマクシヒメの子で、『ホツマツタヱ(天地の巻)』を書き記した
スポンサーリンク
原文(漢字読み下し)
・八月初日(はつきはつひ)に
・御言宣(みことのり) 我(われ)聞(き)く昔(むかし)
・オオナムチ 殊(こと)成(な)す時(とき)に
・ミモロ神(かみ) 我(われ)あれはこそ
・おおよその 殊(こと)成(な)さしむる
・先神霊(さきみたま) また業霊(わさたま)は
・ワニヒコそ 故(ゆえ)オオナムチ
・嗣(つき)となす 三度(みたひ)回(めく)りて
・殊(こと)成(な)せは 一人(ひとり)別(わか)れて
・三人目(みたりめ)の ワニヒコ迄(まて)か
・ミワの神(かみ)
・代々(よよ)皇(すへらき)の
・守(まも)りとて 九月十一日(なかつきそひか)
・祭(まつ)らしむ アタツクシネに
・オオミワの 姓(かはね)賜(たまわ)わる
・ワニヒコは 百九十二歳(ももこそふとし)そ
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
スポンサーリンク
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿