現代語訳

・(アマテルは話した)
・「万歳のミコト・ヒコ(皇族・臣)や、千歳になる民も皆、クニトコタチ※の子末である
 ・その元は悉くアメミヲヤ※である
アメ・ツチ・ヒト(天地人)も分かれておらず、ウイノヒトイキ(初の一息)で動くときのこと
 ・東(左)に上って西(右)に下り、ウツホ(空洞)に回った
 ・そして、アワ・ウビ(泡・泥)の回る中、ミハシラ(実柱)が裂けてメ・ヲ(陰・陽)が生じた
  ・陽は清く、軽く回って動き続け、天(非物質)となった
  ・陰は中に凝り、内方向に凝縮して地(物質)となった
 ・陰から水・埴に分かれ、陽の空は風を生み、風も火を生んで、陽は3要素、陰は2要素となった
  ・背(夫)のムナモト(陽元)を日として丸め、妹(妻)のミナモト(陰元)を月として固めた
 ・そして、空・風・火・水・埴5要素が交わって人となった、アメナカヌシ※の尊はこれである
アメナカヌシは八方に散り、万地に万子を生んだ
 ・その子らを皆に分けて配置し、初めての人は天に還ってアメミヲヤとなった」

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用語解説

・クニトコタチ:古の独り神の総称であり、トヨケはクニトコタチの転生であると自覚しているという
・アメミヲヤ:陽陰を分け現す元であり、宇宙の根源神であるとされる
・アメナカヌシ:史上初の人(元祖クニトコタチ)であり、アメミヲヤの顕現とされる。『古事記』でいうアメノミナカヌシ

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原文(漢字読み下し)

・万(よろ)の齢(よわひ)の
・ミコト・ヒコ やや千齢(ちよ)保(たも)つ
・民(たみ)も皆(みな) クニトコタチの
・子末(こすえ)なり その本(もと)悉(ふつ)く
・アメミヲヤ

・天(あめ)・地(つち)・人(ひと)も
・分(わ)かさるに 初(うい)の一息(ひといき)
・動(うこ)く時(とき) 東(ひかし)上(のほ)りて
・西(にし)下(くた)り 空洞(うつほ)に回(めく)り
・泡(あわ)・泥(うひ)の 回(めく)れる中(なか)の
・実柱(みはしら)に 裂(さ)けて陰陽(めを)生(な)る
・陽(を)は清(きよ)く 軽(かろ)く回(めく)りて
・天(あま)と成(な)り 陰(め)は中(なか)に凝(こ)り
・地(くに)と成(な)る

・水(みつ)・埴(はに) 分(わ)かれ
・陽(を)の空(うつほ) 風(かせ)生(う)む 風(かせ)も
・火(ほ)お生(う)みて 陽(を)は三(み)つとなり
・陰(め)は二(ふた)つ

・背(せ)のムナモト
・日(ひ)と丸(まろ)め 妹(ゐも)のミナモト
・月(つき)と凝(こ)り

・空(うつほ)・風(かせ)・火(ほ)と
・水(みつ)・埴(はに)の 五(ゐ)つ交(まし)わりて
・人(ひと)と成(な)る アメナカヌシの
・尊(かみ)はこれ

・八方(やも)万地(よろくに)に
・万子(よろこ)生(う)み 皆(みな)配(くは)り置(お)く
・人(ひと)の初(はつ) 天(あめ)に還(かえ)りて
・アメミヲヤ

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります