ホツマツタヱ10文 カシマ立ち 釣鯛の文:ホヒによる出雲の説得【2】
現代語訳
・これより以前、ミコモリ(皇子守)のオモイカネ※が信濃のイナホラ(辞洞)に入り、アチノカミとなった
・よって、7代目タカミムスビ※のタカキネ※がヤスカワの新宮にて、オシヒトの代わりに大嘗事(大政)を執ることになった
・タカキネは守議を開き、「イヅモを正そうとおもうが、適役は居るか?」と問うた
・すると、「ホヒ※の尊が良いでしょう」という声が皆から挙がった
・このため、ホヒの尊を召して、出雲の説得に向かわせた
・しかし、ホヒは出雲の国守のオホナムチに媚び諂って、3年経っても返事をしなかった
・そこで、ホヒの子のオオセイイミクマノを派遣したが、父のように帰ってくることは無かった
※オシヒト(オシホミミ)が病弱であったため、それまではオモイカネが実政を執っていた
用語解説
・タカミムスビ:"ヒタカミ国を統べる者"という役職名を指す
・オモイカネ:タカギ(タカミムスビ)の子であり、ヒルコの夫、タチカラヲの父。『記紀』でいうオモイカネに当たる
・タカキネ(タカギ):カンミムスビの子で、七代目タカミムスビに当たる。『記紀』でいうタカミムスビ(高木神)に当たる
・ホヒ:アマテルとモチコの御子で、『記紀』でいうアメノホヒに当たる
原文(漢字読み下し)
・先(さき)に皇子守(みこもり)
・オモイカネ シナの辞洞(いなほら)
・アチの神(かみ)
・よりて七代(ななよ)の
・大嘗事(うなめこと) タカキネヤスの
・今宮(いまみや)に タガ若宮(わかみや)の
・代(かふ)の殿(との)
・タカミムスビの
・守議(かみはか)り イヅモ立(た)たすは
・誰(たれ)良(よ)けん ホヒの尊(みこと)と
・皆(みな)言(い)えは ホヒの尊(みこと)に
・平(む)けしむる
・然(しか)れとホヒは
・国守(くにかみ)に へつらい媚(こ)ひて
・三年(みとせ)まて 返言(かえこと)あらて
・オオセイイ ミクマノ遣(や)れと
・父(ちち)かまま 帰(かえ)らねはまた
・守議(かみはか)り
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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