ミカサフミ3文 一女三男の文:セキレイに倣う嫁ぎ法【3】
現代語訳
・(カナサキは続けた)
・「二尊が現状を天(中央政府)に告げると、(天は)フトマニを以ってこれを占った
・その結果、『五・四の歌 言を結ばず 言挙げも 女は先き立てず』と出た
・故に天は二尊に このように告げた
・『嫁ぎとは、ニワナフリ(セキレイ)に倣うべし
・雌鳥が尾を振りながら鳴けば、雄鳥は鳴き去るだろう
・だが、雄鳥の装い(準備)を雌鳥が悟って、それに合せて交われば、天が鳥に(嫁ぎを)告げるのである
・故に これをトツキノリ(嫁ぎ法)という』
・これを聞いた二尊は帰って新たに回ることにし、男は左から回り、女は右から回って互いにアメノアワウタを歌った
・まず、男尊が『あなにゑや うましおとめに 会いぬ』と歌った
・それに女尊が応えて『わなにやし うましをとこに 会いき』と歌った」
※当時の天(中央政府)はヒタカミで、暫定的な君主はトヨケ(豊受大神)であったと推定される
用語解説
原文(漢字読み下し)
・ある形(かたち) 天(あめ)に告(つ)くれは
・フトマニお 味(あち)わえ曰(いわ)く
・五・四(ゐよ)の歌(うた) 言(こと)お結(むす)はす
・言挙けも 女(め)は先(さき)き立(た)てす
・婚(とつ)きとは 雌(め)のニワナフリ
・尾(を)搖(ゆ)れ鳴(な)く 雄鳥(をとり)鳴(な)き去(さ)る
・またある日(ひ) 雄鳥(をとり)装(よそお)ふ
・雌(め)か知(し)りて 合(あ)ひ交(まし)われは
・天(あめ)よりそ 鳥(とり)に告(つ)けしむ
・婚(とつ)き法(のり)
・新(さら)に返(かえ)りて
・二尊(ふたかみ)は 新(あら)たに回(めく)り
・男(を)は左(ひたり) 女(め)は右(みき)回(めく)り
・会(あ)い歌(うた)ふ 天(あ)のアワ歌(うた)
・あなにゑや うましおとめに
・会(あ)いぬ時(とき)
・女尊(めかみ)応(こた)えて
・わなにやし うましおとこに
・会(あ)ひきとそ
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
スポンサーリンク
スポンサーリンク
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿