ミカサフミ3文 一女三男の文:ヒヨルコの誕生【2】
現代語訳
・(カナサキは続けた)
・「その後、二柱(二尊)はウキハシに得たオノコロ(国家)にヤヒロトノ(中心御殿)を造り、そこをナカハシラ(都)とした
・そして、柱を巡って子を儲けようとコトアゲ(事物を現す宣言)し、女は左より、男は右より分かれ回って会う時に声を掛け合った
・その際、女尊は『ああ素晴らしく愛しい男』と言い、男尊は『なんと嬉しい愛しい乙女』と言う
・その歌の後にイサナミは子を孕んだが、月が満ちる前に胞衣を破って生まれてしまった
・この子はヒヨルコ※と名付けられたが、泡のように流れて行ってしまったため、これは子に数えられなかった
・よってアシフネに乗せられて淡路に流された」
用語解説
・ヒヨルコ:二尊の第二子だが、未熟なまま生まれたために葦船で流された。『日本書紀』でいうアワシマに当たる
原文(漢字読み下し)
・後(のち)に
・二柱(ふたはしら) うきはしに得(ゑ)る
・オノコロの ヤヒロの殿(との)に
・立(た)つ柱(はしら) 回(めく)り生(う)まんと
・言挙(ことあ)けに 女(め)は左(ひたり)より
・男(を)は右(みき)に 分(わか)れ回(めく)りて
・会(あ)ふ時(とき)に 女(め)はあなにえや
・愛(ゑ)おとこと 男(を)はわなうれし
・愛(ゑ)おとめと
・歌(うた)ひ孕(はら)めと
・月(つき)満(み)てす 胞衣(ゑな)破(やふ)れ生(う)む
・ヒヨルコの 泡(あわ)と流(なか)るる
・これも未(ま)た 子(こ)の数(かす)ならす
・葦船(あしふね)に 流(なか)す淡路(あはち)や
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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