ホツマツタヱ7文 遺し文 清汚を立つ文:ソサノヲの追放【11】
現代語訳
・この後、ソサノヲの処遇についてタカマで会議が行われた
・ソサノヲの咎は1000座の3段枯れ(1080座の罪)に問われ、死罪を優に超えていた
・そのため、髪抜き、爪抜きの罰を与えたがこれだけでは済まず、罪を量れば死罪となる
・だが、ソサノヲの死刑の前にムカツヒメ※よりヲシカ(勅使)が派遣され、このように詔が告げられた
・「ウケモノに祈ってハナコ※は蘇らせた
・これにより、ハナコ殺害の罪400座は償われたとして良いだろう(720-400=320座)
・量刑を仕切り直して刑を定めるべし
・なお、ソサノヲの性格はシムノムシ(生まれつきの性質)である
・これを含めずに量刑することは無いように」
・この詔を以って、諸守はソサノヲの量刑を改めた
・この際、天戻る重罪もシムノムシの考慮によって半減し、結果 "交り去る(270~359座)"にまで減刑された
・この決定により、ソサノヲはスカサアヲ(空かさ天男)と身分を改められた(皇族から外された)
・そして、ヤヱハヒモトムシタタミ(八方這い回む下民)として追放された
用語解説
・ムカツヒメ:アマテルの内宮のセオリツヒメを指す
・ハナコ:アマテルの南局の内后。スサノオの仕業により死んでいたが、ウケモノに祈って蘇らせたという
原文(漢字読み下し)
・然(しか)る後(のち) タカマに議(はか)り
・ソサノヲの 咎(とか)は千座(ちくら)の
・三段(みきた)枯(か)れ 髪抜(かみぬ)き一(ひと)つ
・爪(つめ)も抜(ぬ)き また届(とと)かねは
・殺(ころ)す時(とき)
・ムカツ姫(ひめ)より
・差使(さをしか)に 活(うけ)モノ祈(いの)り
・よみかえす ハナコの四百逆(よもさ)
・償(つく)のゑは 清汚(さか)お明(あか)せよ
・ソサノヲか 仕業(しわさ)は血(ち)の
・虫(むし)なれと 逆無(さかな)く 恙(つつか)
・無(な)からんやわや
・言宣(ことのり)を 諸(もろ)か議(はか)りて
・天(あめ)戻(もと)る 重(おも)きもシムの
・半(なか)は減(へ)り 交(ましわ)り去(さ)ると
・空(す)かさ天男(あを) 八方(やゑ)這(は)ゐ回(もと)む
・下民(したたみ)の 流離(さすら)遣(や)らいき
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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