ホツマツタヱ38文 ヒシロの代 クマソ打つ文:オウスを召して東西を討つ【25】
現代語訳
・(景行)27年(上鈴814年)
・2月13日、タケウチは(東国の調査結果を)君に申し上げた
・「ヒタカミでは、男女共に髪をアゲマキ(総角)し、身に綾取りて(刺青を彫って)勇み立っております
・また、総てのヱミシ※(蝦夷)の地は肥えています、故に服従しなければ取るべきでしょう」
・その後、クマソ※(熊襲)が背いて また罪を犯した
・10月13日、君はオウス御子を召して、これらを討つように詔した
・そこで、オウスは「良いイテ(射手)が居れば連れて行きたいと思います」と言った
・すると、皆が「ミノ(三野)のオトヒコが優秀であろう」と申し上げた
・これにより、カツラキミヤドを派遣してオトヒコを召すことになった
・その際、オトヒコはイシウラノヨコタテ、タゴヰナキ、チチカイナキを引き連れて参上し、皆 付き従った
用語解説
・ヱミシ:辺境の蛮族を指す(主に東国の勢力を指す)
・クマソ:中央政府に背く襲国(九州の国々の一)、または その統治者の蔑称
・オウス:景行天皇とイナヒヲイラツメの二男で、後のヤマトタケ。『記紀』のオウス(ヤマトタケル)に当たる
原文(漢字読み下し)
・根心(ねこころ)お 明(あ)かし帰(かえ)りて
・二十七年二月(ふそなき)の 十三日(そみか)申(もふ)さく
・ヒタカミは 女男(めを)の子(こ)髪(かみ)お
・総角(あけまき)に 身(み)お綾(あや)取(と)りて
・勇(いさ)み立(た)つ 総(すへ)てヱミシの
・地(くに)肥えて 服(まつろ)わされは
・取(と)るも好(よ)し
・クマソ背(そむ)きて
・また犯(おか)す 十月十三日(かなつきそみか)
・御言宣(みことのり) オウス御子(みこ)して
・打(う)たしむる オウス申(もふ)さく
・良(よ)き射手(いて)お あらは連(つ)れんと
・皆(みな)申(もふ)す 三野(みの)のオトヒコ
・秀(ひい)てたり
・葛城(かつらき)ミヤト
・遣(つか)わして 召(め)せはオトヒコ
・イシウラの ヨコタテおよひ
・タコヰナキ チチカイナキお
・率(ひ)き連(つ)れて 従(したか)ひ行(ゆ)けは
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
スポンサーリンク
スポンサーリンク
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿