現代語訳

・この後、磐余の籠屋にて逆らうものに対する方策を練った
 ・年を越えて(上鈴56年)、コセノホフリソフトベヰノホフリらや、ツチグモ※など網張る者を皆殺した
タカオハリベ※は背が低く、アシナカクモ(手足が長く)のオオチカラ(強力)なイワキ(穢気)を放って寄せ付けなかった
 ・そのため、多賀宮を守るオオモノヌシのクシミカタマに、タカオハリベ打倒の詔をした
 ・クシミカタマは考えを巡らして、クスアミを結い被らせてタカオハリベを討った

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用語解説

・ツチグモ:非正規に地を縄張りにする者を指すと推測される
・タカオハリベ:葛城を治める者で、背が低く、手足が長く、大力を持ち、穢気を放って手強いとされる

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原文(漢字読み下し)

・磐余(いはわれ)の 籠屋(こや)に方(へ)お練(ね)り
・年越(としこ)えて 巨勢(こせ)のホフリや
・層富(そふ)トベと 吉野(ゐの)ホフリ等(ら)も
・土蜘蛛(つちくも)の 網(あみ)張(は)る者(もの)お
・みな殺(ころ)す

・高尾張侍(たかおはり)か
・背(せひ)低(ひ)くて 足長蜘蛛(あしなかくも)の
・大力(おおちから) 穢気(いわき)お放(ふ)りて
・寄(よ)せ付(つ)けす 多賀(たか)の宮守(まも)る
・ウモノヌシ クシミカタマに
・御言宣(みことのり) モノヌシ考(かか)え
・葛網(くすあみ)お 結(ゆ)ひ被(かふ)らせて
・やや殺(ころ)す

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります