ミカサフミ1文 起尽四方の文:東西南北の由来【5】
現代語訳
・(コヤネは続けた)
・「また、宮の後(奥・裏)を北という、これは夜は後宮で寝る故、北は"ネ"というのである
・これは、もし人が来て対応する時に、会わない方(裏)が北、会う方(表)が南と考えると良い
・また、皆見る南で事を弁えて、落ち着くのは西、帰るのは北、北(寝)より来て北(寝)に帰るのである
・木は春は若葉だが、夏は青葉となり、秋には紅葉となり、冬には落葉となって散る
・これも東西南北と同じく、根は北、萌すは東、南に栄え、西は実に尽きる
・"ヲ"には君が座して国を治める故に東西央南北となり、ここに四方と中央がなる
・起は東、華栄は南、子の身は西、木の実は身を分けて生える故、キ・ミは男女合せて一人の君主であるのだ」
用語解説
原文(漢字読み下し)
・宮(みや)の後(うしろ)お
・北(きた)と言(い)ふ 夜(よる)は寝(ね)る故(ゆゑ)
・北(きた)はネそ
・もし人(ひと)来(き)たり
・応(こと)わけん 会(あ)わねは北(きた)よ
・会(あ)ふは日方(ひて) 南(みなみ)に事(こと)お
・分(わ)きまえて 落(お)ち着(つ)くは西(にし)
・帰(かえ)る北(きた) 北(ね)より来(き)たりて
・北(ね)に返(かえ)る
・木(き)は春(はる)若葉(わかは)
・夏(なつ)青葉(あおは) 秋(あき)熟(に)ゑもみち
・冬(ふゆ)落葉(おちは) これも同(おな)しく
・根(ね)は北(きた)に 萌(きさ)す東(ひかし)や
・南(さ)に栄(さか)ゑ 西(つ)は実(み)に尽(つ)くる
・ヲは君(きみ)の 国(くに)治(をさ)むれは
・東西(きつ)央(を)南北(さね) 四方(よも)と中(なか)なり
・起(き)は東(ひかし) 華栄(はなは)は南(みなみ)
・子(こ)の身(み)西(にし) 身(み)お分(わ)け生(お)ふる
・木(き)の実(み)ゆえ キ・ミは男女(をめ)和(あ)ふ
・主(あるし)なりけり
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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