現代語訳

・その後、コトシロヌシ(ツミハ)ヱミスカミ※とし、孫のクシネを県主に任じて社を造らせた
・10月20日(上鈴56年)に完成した社は、神を祀るオオミハカンナミ(大三輪神奈備)となった
 ・大三輪の神に因んで 君の名も"カンヤマトイハワレヒコノアマキミ(神山下=神日本磐余彦の天君)"となった
・これをあまねく告げれば、上鈴56年サナトが橿原宮の初年としてカンタケの御代の大いなる幕開けとなった

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用語解説

・ヱミスカミ:"タケヒトを笑みさせた神"の意であり、ツミハを指す(なお、クシヒコもヱミスと呼ばれている)

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原文(漢字読み下し)

・コトシロヌシお
・ヱミス神(かみ) 孫(まこ)のクシネお
・県主(あかたぬし) 社(やしろ)造(つく)らせ
・十月(め)の二十日(ふそか) 祭(まつ)る大三輪(おおみは)
・神奈備(かんなみ)そ

・神(かみ)因(よ)りに名(な)も
・カンヤマト イハワレヒコの
・天君(あまきみ)と あまねく告(つ)れて
・年(とし)サナト 橿原宮(かしはらみや)の
・初年(はつとし)と みよカンタケの
・大(おお)いなるかな

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります