ホツマツタヱ30文 天君 都鳥の文:ニニキネからタケヒトまでの三種の神器の行方【1】
現代語訳
【天君 都鳥の文(あまきみみやことりのあや)】
・天君の基は御孫(ニニキネ)が雷を別けて治めたことに始まる
・この功績を大御神(アマテル)が褒めれば、御孫は天神の現る稜威としてワケイカツチノアマキミの名を賜った
・天君と三種も分けることになり、天御孫、左臣のカスガ、右臣のコモリに授けて、代々この形式で引き継いだ
・御祖天君(ウガヤ)が筑紫に下るとき、璽(白矢の璽)は君自身が持って行った
・御鏡は左臣のオシクモ※が、八重垣は右臣のクシミカタマ※に授け置かれた
・御祖が筑紫で果てる時には、神の璽はタケヒト※に授けられて、母のタマヨリヒメ※も神になった
・この際、鏡は河合社に、八重垣は別雷宮に預け置かれた
用語解説
・オシクモ:コヤネとヒメの子で、アメタネコの父
・クシミカタマ:ツミハとタマクシヒメの子。オホナムチを助けた神霊であるクシヰワザタマの顕現とも
・タケヒト:ウガヤとタマヨリヒメの第二子で、後に東征を果たす。『記紀』でいう神武天皇に当たる
・タマヨリヒメ:カモタケズミとイソヨリ姫の娘で、後にミケイリを生む。『山城国風土記』のタマヨリヒメに当たる
原文(漢字読み下し)
【天君(あまきみ) 都鳥(みやことり)の文(あや)】
・天君(あまきみ)の 基(もと)は御孫(みまこ)の
・雷(いかつち)お 別(わ)けて治(をさ)むる
・大御神(かみ) 褒(ほ)めて御孫(みまこ)は
・天神(かみ)の 現(あらは)る稜威(いつ)と
・賜(たま)ふ名(な)は 別雷(わけいかつち)の
・天君(あまきみ)と 三種(みくさ)も分(わ)けて
・天御孫(みまこ) 左(ひたり)カスガと
・右(みき)コモリ 授(さつ)けて代々(よよ)に
・これお継(つ)く
・御祖(みをや)筑紫(つくし)に
・下(くた)る時(とき) 璽(しるし)は持(も)ちて
・御鏡(みかかみ)は 左(ひたり)オシクモ
・八重垣(やゑかき)は クシミカタマに
・授(さつ)け置(お)き 御祖(みをや)筑紫(つくし)に
・ひたる時(とき) 神(かみ)の璽(をして)は
・タケヒトに 母(はは)タマヨリも
・神(かみ)となる 鏡(かかみ)は河合(かあひ)
・八重垣(やゑかき)は 別雷宮(わけつちみや)に
・預(あつ)け置(お)く
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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