ホツマツタヱ24文 コヱ国ハラミ山の文:ニニキネの御衣【17】
現代語訳
・その後、ニニキネはコノヤマに登り廻った
・此処から見る八峰の風景は、ナカゴ(心)を安心させる氷雪の絶えない峰であった
・そのため、代々の名もトヨヰユキヤマと名付けた
・コノシロノタツの"タツタノカミ※"の如く、コノシロイケのミヤコトリにラハナ※を投げれば寄り集まる
・この鳥が群れたトリタスキの風景を、コモリが衣に描く絵と成した
・また、チヨミクサ※も君の御衣装に染めて、その様を写した
・ニニキネは順調に政を聞き召した
・その秋、瑞穂(稲作)に力を入れたため、ヤマハトの御衣とした
・また、紋に果を留めて錦を織り、大嘗を祭る御衣とした
用語解説
・タツタノカミ:龍を治める者で、海・山・里のミイキを悟って満ち至った龍がタツタの尊とされる
・ラハナ:ハラミ山(富士山)に生えるチヨミクサの一つ
・チヨミクサ:富士山に生える長寿の草を指す(神武朝に当たる時代の富士山噴火により絶滅したとされる)
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原文(漢字読み下し)
・その後(のち)に 君(きみ)熟山(このやま)に
・登(のほ)り廻(み)て 中子(なかこ)安(やす)めり
・八峰(やつみね)に 凍雪(ゐゆき)絶(た)えねは
・代々(よよ)の名(な)も 豊凍雪山(とよゐゆきやま)
・熟精(このしろ)の 竜(たつ)のタツタの
・尊(かみ)の如(こと) 熟精池(このしろいけ)の
・ミヤコ鳥(とり) ラハ菜(な)投(な)くれは
・束群(たはむ)れる 鳥(とり)たすきとて
・衣(は)に埋(ゐ)ます コモリ絵(ゑ)に成(な)す
・千齢見草(ちよみくさ) 御衣裳(みはも)に染(し)みて
・様(さま)写(うつ)す
・随(まま)に政(まつり)お
・聞(きこ)し召(め)す この秋瑞穂(あきみつほ)
・力(ちから)なす 故(かれ)熟果留(やまはと)の
・御衣(みは)となす 紋(あや)に果(は)お留(と)め
・織(お)る錦(にしき) 大嘗(おおなめ)祭(まつ)る
・御衣(みは)はこれ
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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