現代語訳

ハオナ※を食えば、千年寿命が延びる、これはワカナ※も同じ
 ・これらは苦く、ハオナはいわゆる苦い物の100倍は苦い、そのため民は食わない
 ・根は人の形(四枝五指)であり、葉は嫁菜、花は八重顔である
 ・ラハ※ハクナ※モグサ※カブロナ※はチ(血・霊)を増して、老いも若返る

<<前   次>>

用語解説

・ハオナ:千齢三草(ハラミ山の不老長寿の草)の一つで、食すと千年寿命が延びるとされる
・ワカナ:薬草の一つ(ハホナはこれの100倍苦いとされる)
・ラハ:千齢三草(ハラミ山の不老長寿の草)の一つ
・ハクナ:薬草の一つで、増血作用・抗老化作用があるとされる
・モグサ:薬草の一つで、増血作用・抗老化作用があるとされる(ヨモギの異称とも)
・カブロナ:薬草の一つで、増血作用・抗老化作用があるとされる

<<前   次>>


原文(漢字読み下し)

・ハオ菜(な)お食(は)めは
・千齢(ちよ)お熟(う)る 若菜(わかな)も同(おな)し
・苦(にか)けれと ハオ菜(な)は百々(もも)の
・増(ま)し苦(にか)く 千齢(ちよ)お延(の)ふれと
・民(たみ)食(く)わす 根(ね)は人(ひと)の態(なり)
・葉(は)は嫁菜(よめな) 花(はな)八重顔(やゑかお)よ
・ラハ・ハク葉(は) もくさ・かふろ葉(は)
・血(ち)お増(ま)して 老(お)いも若(わか)やく

<<前   次>>

現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります