現代語訳

・去年より続いて陽陰が晴れれば、1月28日に雪が降った
 ・君(ヤマトタケ)はソリを召して進み、やがてサカムノタチ(相模の館)に到った
  ・その際、トラガシハが野の片隅で君の鐙を拾ったので、考えて鐙を挿して奉った(君の肖像を造ったとされる)
  ・すると、君はトラガシハを褒めて、タマカサリとタマカワアフミと名付けた村を与えた
 ・また、この地方をミサシクニ(武蔵国)とサカムノクニ(相模国)と名付けた
  ・そして、タチバナモトヒコをクニツカミ(国つ守)として統治を任じた

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用語解説



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原文(漢字読み下し)

・去年(こそ)より続(つつ)き
・陽陰(あめ)晴(は)れて 一月二十八日(むつきすえやか)
・み雪(ゆき)降(ふ)り 君(きみ)ソリに召(め)し
・行(ゆ)き到(いた)る 相模(さかむ)の館(たち)に
・入(い)りませは

・野(の)に片鐙(かたあふみ)
・トラガシハ 拾(ひろ)ひ考(かんか)え
・鐙(あふみ)挿(さ)し 今(いま)奉(たてまつ)る
・尊飾(たまかさ)り 褒(ほ)めて賜(たま)わる
・村(むら)の名(な)も タマカワアフミ

・ミサシ国(くに) 相模(さかむ)の国(くに)と
・モトヒコに 名付(なつ)け賜(たま)わる
・国(くに)つ守(かみ)

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります