ホツマツタヱ16文 孕み謹む帯の文:カシマ宮とイキス宮【8】
現代語訳
・その後、タケミカツチはフツヌシの居るカトリ宮に行き、事の次第を語って共にヒタカミに告げた
・これを聞いた君(オシホミミ)は喜んで、早速 ケフノホソヌノ(経緯の臍布)を織るように命じた
・出来あがった帯がタカマノハラノカリミヤに持ち込まれた
・これをモノノベ※が愛でて、宮の名をヒタチノミヤ(直ちの宮)のモロカナ(通称)で呼んだ
・その後、宮が正式に完成するとカシマミヤ(鹿島宮)、イキスミヤ(息栖宮)という名が付いた
・また、コモリより教えを受けたヒメキミは、諸女が孕んだ時にイキス・謹みを教えるようになった
・懐妊時の病気の薬として、これを受けるべし
・また、タケミカツチとフツヌシがイキス宮に与えた帯の名はヰハタオビ※(結機帯)という
・この八尺の丈は、世の男性の平均身長の八尺(約2.4m)に由来する
・なお、懐妊時の遊びとして、豆を拾えば忠(マメ)となる
用語解説
・モノノベ:天 (中央政府) の直属で軍事・警察・裁判などの行政を担当した役人を指し、オオモノヌシによって統括される
・ヰハタオビ:五腑を固め、呼吸を調え、邪霊の障りを除く四十八神は備わる帯を指す
原文(漢字読み下し)
・後(のち)にカトリの
・宮(みや)に行(ゆ)き 語(かた)りて共(とも)に
・ヒタカミに 告(つ)くれは君(きみ)も
・喜(よろこ)ひて 経緯(けいい)の臍布(ほそぬの)
・織(お)らしむる
・タカマの原(はら)の
・仮宮(かりみや)に 帯(おひ)賜(たま)われは
・諸(もろ)か名(な)も 直(ひた)ちの宮(みや)と
・モノノベか 愛(め)てて造(つく)れる
・カシマ宮(みや) コヤネとヒメと
・イキス宮(みや)
・ヒメは諸女(もろめ)の
・孕(はら)む時(とき) イキス・謹(つつし)み
・教(えし)ゑます 病(や)めるは薬(くすり)
・これを受(う)く
・カトリとカシマ
・イキス宮(みや) 賜(たま)ふ直(ひた)ちの
・帯(おひ)の名(な)も 結機(ゐはた)帯(おひ)とそ
・丈八尺(たけやた)は 八十万(やそよろ)男(を)の子(こ)
・均(な)れ丈(たけ)そ 孕(はら)みの内(うち)の
・遊(あそ)ひには 豆(まめ)を拾(ひろ)えよ
・忠(まめ)成(な)るそ
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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