現代語訳

・(アマテルは続けた)
 ・「アメノミヲヤ※に幣を添えれば、春秋の始めの息は管より透明な霧を出す
 ・"ヱ"の元神に委ねる霧は日を招き、冬至に一陽を戻す
 ・"ト"の元神は夏至に月の一陰を戻すのが春秋である
 ・天(陽気)を委ねる日は天の精霊が招き、地(陰気)を委ねる月は地の精霊に招く」

<<前   次>>

用語解説

・アメノミヲヤ:宇宙の根源神とされる(『旧事紀』における根源神はアマユズルヒ アマノサギリ クニユズルヒ クニノサギリという)

<<前   次>>


原文(漢字読み下し)

・ミヲヤ神(かみ) 幣(みてくら)添(そ)むる
・春(はる)秋(あき)の 息(いき)は管(くた)より
・精霧(さきり)なす

・ヱに譲(ゆつ)る霧(きり)
・日(ひ)お招(まね)き 冬(ふゆ)一陽(ひを)還(かえ)す
・トは夏(なつ)に 月(つき)の陰(め)還(かえ)す
・春(はる)秋(あき)そ

・天(あめ)譲(ゆつ)る日(ひ)は
・天(あめ)の精霧(さきり) 地(くに)譲(ゆつ)る月(つき)
・地(は)の精霧(さきり)

<<前   次>>

現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります