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2016年5月22日日曜日

ホツマツタヱ29文 タケヒト ヤマト打ちの文:高倉山における攻防【10】

現代語訳

・皇軍がタカクラヤマ(三輪山)の麓に到れば、ヱシキ(兄のシキタケル)が軍を磐余の要所に集めて蜂起し、その道を塞いだ
 ・そこで皇(タケヒト)が祈ると、夢に神が現れて「神を祀り、香具山の埴のヒラテにヒモロケを捧げよ」との神託を下した
 ・すると、皇は神の教えに従って、早速事を為した
・そこに弟ウカシが来て戦況を伝えた
 ・「シキタケル※もカダキアカシも皆 従軍を拒んでいます
 ・君を重んじる故、私が香具山に行って埴のヒラテにヒモロケを捧げ、天地の神を祀りましょう
 ・その後、敵を討ちましょう」
弟ウカシの提案を聞いたタケヒトは自分が見た夢と内容が同じだったので、ユメアワセ※であることを悟った
・そこで諸を集めて詔をした
 ・「シイネツヒコは蓑と笠を被り、箕を持つ弟ウカシと共に老翁・老婆の民の姿で香具山に向かえ
 ・そして、香具山の峰にて埴を採ってきて返言せよ
 ・これは重大な代々のウラカタとなる、故にユメユメと謹んで採るがよい」
・これにより、シイネツヒコ弟ウカシは香具山に埴を採りに行くことになったが、その道中は多くの敵で満ち溢れていた
 ・そこでシイネツヒコが祈って「我が君がクニを定めるのであれば、必ず道も開けるだろう」と言った(誓約)
・こうして真直ぐに道を行けば、敵も老翁・老婆の姿を見て嘲笑いながら避けていった
・これ故に安全に香具山まで辿り着き、埴を採って返言を為せば、君(タケヒト)も大いに喜んだ
 ・そして、この埴で早速 イツヘ(陶器)を作りあげた
ミチヲミは、このイツヘを以って丹生川のウタ(端)にアサヒハラ(朝日原)のアマテル・トヨケの二神を祀った
 ・また、カンミの孫のアマメヒトツの曾孫に当たるアタネに、ワケツチヤマノミヲヤカミ(ニニキネ)を3日祀らせて敵を討った

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用語解説

・シキタケル:磯城の県主(兄シギと弟シギの総称)
・ユメアワセ:"夢が一致すること"もしくは"複数人が同じ夢を見ること"を指す

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原文(漢字読み下し)

・高座山(たかくらやま)の
・麓(ふもと)には 兄(ゑ)シギか軍(いくさ)
・磐余(いはわれ)の 要(かなめ)に寄(よ)りて
・道塞(みちふさ)く 皇(すへらき)祈(いの)る
・夢(ゆめ)の告(つ)け 神(かみ)お祭(まつ)れよ
・香久山(かくやま)の 埴(はに)の平手(ひらて)に
・ヒモロケと 神(かみ)の教(をし)えに
・和(な)さんとす

・弟(おと)ウカシ来(き)て
・磯城長(しきたける) 葛城分司(かたきあかし)も
・みな拒(こは)む 君(きみ)お重(おも)えは
・香久山(かくやま)の 埴(はに)の平手(ひらて)の
・ヒモロケに 天地(あめつち)祭(まつ)り
・後(のち)討(う)たん ウカシか告(つ)けも
・夢(ゆめ)合(あわ)せ

・シイネツヒコは
・蓑(みの)と笠(かさ) 箕(み)お持(も)つウカシ
・老翁(をち)・老婆(うは)の 民(たみ)の姿(すかた)て
・香久山(かくやま)の 峰(みね)の埴(はに)採(と)り
・返言(かえこと)は 弥(みよ)の占形(うらかた)
・努々(ゆめゆめ)と 謹(つつし)しみ採(と)れと
・御言宣(みことのり)

・ちまたに仇(あた)の
・満(み)ち居(お)れは シイネツヒコか
・祈(いの)り言(い)ふ 我(わ)か君(きみ)国(くに)お
・定(さた)むなら 道(みち)も開(ひら)けん
・必(かなら)すと 直(なお)ちに行(ゆ)けは
・仇(あた)も見(み)て 様(さま)お笑(え)ひて
・避(よ)け通(とふ)す

・故(かれ)に香久山(かくやま)
・埴(はに)採(と)りて 返(かえ)れは君(きみ)も
・喜(よろこ)ひて 斎瓮(いつへ)お造(つく)り
・丹生川(にふかわ)の ウタに写(うつ)せる
・朝日原(あさひはら) アマテル・トヨケ
・二祭(ふまつり)は ミチヲミそまた
・カンミ孫(まこ) アメマヒか曾孫(まこ)
・アタネして 別雷山(わけつちやま)の
・上祖(みをや)神(かみ) 三日(みか)祭(まつ)らせて
・仇(あた)お討(う)つ

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります

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