現代語訳

・末(未来)を重んじて睦まじく業を務めるのが妹背の道である
 ・この道を学ぶところはカンカゼのイセノクニ※(妹背の国)である
チチヒメも、後に妹背の御神(アマテル)に仕え、ススカの道を得た
 ・そして、伊勢と近江の中の洞(鈴鹿峠)にてススカノカミ(チチヒメ)ハコネカミ(オシホミミ)となった
 ・両名互いに向かい合い、神となっても妹背であった
・欲を捨て去るスズカノヲシヱ(スズカの教え)は大いなる教えである


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用語解説

・イセノクニ:"調和の国"の意を持つ和国(日本)を指す

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原文(漢字読み下し)

・末(すゑ)お重(をも)ひて
・睦(むつ)ましく 業(わさ)を務(つと)むる
・妹背(いせ)の道(みち)かな

・この道(みち)を 学(まな)ふ所(ところ)は
・神形(かんかせ)の 妹背(いせ)の国(くに)なり
・チチ姫(ひめ)も 後(のち)には妹背(いせ)の
・御神(をんかみ)に 仕(つか)ゑ鈴明(すすか)の
・道(みち)を得(ゑ)て 妹背(いせ)とアワ州(ち)の
・中(なか)の洞(ほら)

・スズカの神(かみ)と
・ハコネ神(かみ) 向(むか)ふ妹背(いもをせ)
・欲(ほし)を去(さ)る スズカの教(をし)ゑ
・大(をを)いなるかな

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります