ホツマツタヱ26文 産が屋 葵桂の文:ニニキネの最期【6】
現代語訳
・ニニキネは、ミツハメの社からホオテミの元に戻って遺言の詔をした
・「天に日月が照れば人も草にも影響し、暗になれば冷やしてしまう
・地の君も同じく、暗になれば民は枯れてしまうだろう
・汝は政を執り、コヤネ・コモリと共に治めよ
・宮内の治はミホツヒメに任せよ」
・このように伝えると、ニニキネはカメ(船)に乗ってカゴシマに向かった
・そして、夕方はソヲからタカチホに沈む夕日と別れ、朝はアサマから昇る朝日に向かった
・これ故、ヒムカフクニ(日に向かう所)という
・ホツマクニでは、妻のアシツヒメはアサマに隠れる月のようにタカチネ(浅間峰)に入り、神となった
・これが"アサカノカミ"または"コヤスカミ"である
・その月(アシツヒメ)と兼ねて合う日の"イツノカミ(ニニキネ)"はタカチホの峰にて神となった
・ニニキネはナルカミ(雷)を別けて土を活かしたことから"ワケイカツチ"のスヘラカミと称された
※『記紀』では天孫降臨の地が高千穂であるが、『ホツマツタヱ』では神上がった最期の地となっている
用語解説
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原文(漢字読み下し)
・御幸(みゆき)なす 君(きみ)へ太君(きみ)
・遺(のこ)し言(こと) 天(あ)に日月(ひつき)照(て)る
・人(ひと)・草(くさ)も 暗(か)には冷(ひ)やすそ
・地(わ)の君(きみ)も 暗(か)に民(たみ)枯(か)るそ
・政事(まつりこと) コヤネ・モノヌシ
・共(とも)に治(た)せ 宮(みや)内(うち)の治(た)は
・ミホ姫(ひめ)と カメに乗(の)り行(ゆ)く
・カゴシマや
・ソヲ高千穂(たかちほ)の
・日(ひ)に辞(いな)む 朝(あさ)はアサマの
・日(ひ)に向(むか)ふ 日向(ひむか)ふ国(くに)と
・ホツマ国(くに)
・姫(ひめ)はアサマに
・辞(いな)む月(つき) タカチネに入(い)り
・神(かみ)となる アサマの神(かみ)や
・コヤス神(かみ)
・兼(か)ねて合(あ)う日(ひ)の
・逸(いつ)の尊(かみ) 高千穂(たかちほ)の峰(ね)の
・神(かみ)となる 鳴神(なるかみ)別(わ)けて
・土活(つちい)かす ワケイカツチの
・皇尊(すへらかみ)
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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