ホツマツタヱ27文 御祖神 船霊の文:アスカ国をホノアカリの御子のクニテル(ニギハヤヒ)に引継ぐ【4】
現代語訳
・その後、アスカの宮のテルヒコ(クシタマホノアカリ※)が罷った(薨去した)
・イセでアマテルの傍に侍るチチヒメ(テルヒコの母)は、アスカの後任を決める告げを聞くことにした
・このとき、テルヒコには御子が無かったことから、チチヒメは「代嗣は無かったか」と嘆いていた
・アマテルはアスカの後任について、このように教えた
・「ハラアサマ宮のクニテル※をアスカの後任とする
・故にアマテラスニキハヤヒ※君と名乗るべし」
・そして、テルヒコの喪に入り、シラニハムラにミハカ(陵)を造成した
・その後、クニテルはトグサタカラを譲り受けた
・なお、テルヒコ(クシタマホノアカリ)のトシメグルヒ(回忌)には喪に入り、アスカノカミとして祀った
用語解説
・テルヒコ(クシタマホノアカリ):オシホミの長男で、アスカ央君となった。『日本書紀』でいう天照国照彦火明命に当たる
・クニテル(ニキハヤヒ):ホノアカリの長男で、ニニキネの孫。『記紀』『旧事紀』の饒速日に当たる
・アマテラスニキハヤヒ:ホツマではクニテルの尊称とされる。『旧事紀』ではテルヒコとクニテルが同一視される
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原文(漢字読み下し)
・時(とき)にアスカの
・宮(みや)罷(まか)る 母(はは)チチ姫(ひめ)は
・後(のち)の代(よ)お イセに侍(はへ)れは
・大御神(ををんかみ) 居(ゐ)お同(おな)しくす
・告(つ)け聞(き)きて 母(はは)の嘆(なけ)きは
・嗣(つき)も無(な)や
・神(かみ)の教(をし)ゑは
・ハラ宮(みや)の クニテルお嗣(つき)
・和照(あまて)らす ニギハヤヒ君(きみ)
・喪(も)に入(い)りて 領庭端(しらにわむら)の
・陵(みはか)成(な)す 後(のち)に十種(とくさ)の
・譲(ゆつ)り受(う)け 年回(としめく)る日(ひ)も
・喪(も)に入(い)りて アスカの神(かみ)と
・祭(まつ)るなり
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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