ホツマツタヱ27文 御祖神 船霊の文:ホノススミ、ホノアカリの子孫【3】
現代語訳
・ウカワ宮に座すホノススミはコモリの娘のスセリヒメを娶って御子を生んだ
・その御子の斎名はウツヒコと言った
・これ以前、スセリヒメ(コモリの娘)の姉のタマネヒメはハラヲキミ(ホノアカリ)の内宮となった
・また、ミゾクイの娘のイクタマヒメはスケ后、イクヨリヒメはウチ侍となった
・内宮のタマネヒメがクニテル※とタケテル※を生むと、ナツメが産着を作った
・また、産着の紋様であるサイワヒビシには、このようないわれがある
・昔、この埋室を囲む竹が焦げた(アシツヒメの出産故事に因む)
・これを棄てるとマダラタケ(斑竹)が生えてきたので、これを写して紋にした
・また、御衣の名も"サイアイヘシ"となった
・そして、イモセノミハ(婚礼衣装)と産着に用いるようになったのが起源である
・なお、へその緒を切る竹も斑竹である
用語解説
・クニテル:ホノアカリの長男で、ニニキネの孫。後にニギハヤヒとなってアスカ国を継ぐ(『記紀』『旧事紀』の饒速日)
・タケテル:ホノアカリの二男で、ニニキネの孫。孝霊天皇にタマカワの神宝文を奉る
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原文(漢字読み下し)
・ウカワ宮(みや) 娶(めと)るスセリ姫(ひめ)
・御子(みこ)お生(う)む 斎名(いみな)ウツヒコ
・これの先(さき) 姉タマネ姫(ひめ)
・ハラ央君(をきみ) 后(きさき)になして
・ミゾクイか イクタマはスケ
・イクヨリは 内侍(うちめ)となれと
・タマネ姫(ひめ) クニテル宮(みや)と
・タケテルと 生(う)めはナツメか
・産着成(な)す
・幸菱(さいわひひし)は
・昔(むかし)この 埋室(うつむろ)囲(かこ)む
・竹(たけ)焦(こ)けて 棄(す)つれは生(う)える
・斑竹(またらたけ) 紋(あや)に写(うつ)して
・御衣(みは)の名(な)も 最愛(さいあい)圧(へ)しと
・妹背(いせ)の御衣(みは) 産着(うふき)に用(もち)ゆ
・基(もとおり)そ 臍(ほそ)の緒(を)切(き)れる
・竹(たけ)もこれ
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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