ホツマツタヱ27文 御祖神 船霊の文:テルヒコ(クシタマホノアカリ)からクニテル(ニギハヤヒ)への流れ【5】
現代語訳
・以前、テルヒコ(クシタマホノアカリ※)には御子が無かった
・そこで、右臣のカグヤマツミが娘のアメミチヒメと結い合わせ、タクリ※の子のタカクラマロ※を猶子と為した
・しかし、テルヒコの后のハツセヒメは、それが臣の子であることを妬んで追い出してしまった
・それがテルヒコの怒りを買って、ハツセヒメも棄てられてしまった
・その後、クニテル(ニギハヤヒ※)がカグヤマ央君となった
・このとき、追い出されたアメミチヒメとタカクラマロを召した
・しかし、タカクラマロは来なかった
・クニテルは、テルヒコの左臣であったフトタマの孫のミカシヤヒメを妻とした
・その間に御子であるウマシマチを生んだ
・そして、ミカシヤヒメの兄のナガスネヒコをオモノトミ(重臣)とした
用語解説
・テルヒコ(クシタマホノアカリ):オシホミの長男で、アスカ央君となった。『日本書紀』でいう天照国照彦火明命に当たる
・クニテル(ニキハヤヒ):ホノアカリの長男で、ニニキネの孫。『記紀』『旧事紀』の饒速日に当たる
・タクリ:カクヤマツミとタキコ(タギツヒメ)の子で、タカクラシタの父。『旧事紀』のアマノカゴヤマに当たる
・タカクラマロ:タクリの子。『記紀』のタカクラジに当たるが、『旧事紀』ではタクリと同一視される
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原文(漢字読み下し)
・先(さき)に御子(みこ)無(な)く
・カグヤマか アメミチ姫(ひめ)お
・ゑゑなして 兄(あに)タクリか子(こ)
・タクラマロ 猶子(なおこ)となせと
・ハセ姫(ひめ)は 臣(とみ)と憎(にく)みて
・棄(す)てさしむ 君(きみ)また怒(いか)り
・ハセお棄(す)つ
・カグヤマ央君(をきみ)
・母(はは)と召(め)し 子(こ)は召(め)せと来(こ)す
・フトタマの 孫(まこ)ミカシヤお
・妻(つま)として ウマシマチ生(う)む
・ナガスネは 重(おも)の臣(とみ)なり
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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