ホツマツタヱ24文 コヱ国ハラミ山の文:暦をつくるヒヨミ【2】
現代語訳
・このとき、29鈴500枝38穂2月1日だった
・梅の花見をしながら祝の御饗して、ヒヨミノミヤ(アマテルの宮)から門出の宣言をした
・「昔、ヒヨミ※(陰陽見)のオモイカネ※は此処(日夜見の宮)で暦を作っていた
・その後、オモイカネはムラクモを後任としてヒヨミを引き継いだ
・しかし、後にムラクモは天(テルヒコ)の御伴になってアスカ※に侍ることになった
・そのため、タチカラヲ※が親の後を継いでヒヨミとなり、此処(日夜見の宮)に居る」
・ニニキネが巡幸の御伴を請い、タチカラヲを指名した
・そのため、アマテルは再びムラクモを召して詔した
・「汝、ムラクモはヒヨミについてコヨミを成すが良い
・しかし、その名(ムラクモ)ではカカミクモル(日月を読む能力が落ちる)ことになるだろう
・そこでアメフタヱの名を与えよう」
用語解説
・ヒヨミ:日月を見て暦を作る役職(陰陽師に当たり、オモイカネ → ムラクモ → タチカラヲ → アメフタヱの順で就く)
・オモイカネ:タカギ(タカミムスビ)の子であり、ヒルコの夫、タチカラヲの父。『記紀』でいうオモイカネに当たる
・ムラクモ(アメフタヱ):カンミムスビの曾孫で、ヒヨミとなる。『旧事紀』では度会神主らの祖とされる
・アスカ:クシタマホノアカリが治める国
・タチカラヲ:オモイカネとヒルコの子で、種々の活躍をする。『記紀』でいう、タヂカラオに当たる
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原文(漢字読み下し)
・時(とき)二十九鈴(ふそこすす)
・五百(ゐも)の一枝(ひゑ) 三十八二月(みそやきさらき)
・一日(ついたち)と 梅(むめ)の花見(はなみ)の
・御饗(みあえ)して 日夜見(ひよみ)の宮(みや)の
・門出宣(かとてのり)
・昔(むかし)日夜見(ひよみ)の
・オモイカネ 暦(こよみ)作(つく)りて
・ここにあり 後(のち)ムラクモに
・譲り置(お)く ムラクモ天(あめ)の
・御供(をんとも)に アスカに侍(はへ)る
・タチカラヲ 親(をや)の後(あと)とて
・ここにあり
・巡幸(みか)りの御供(をとも)
・乞(こ)ふ故(ゆえ)に ムラクモ召(め)して
・御言宣(みことのり) 汝(なんち)ムラクモ
・暦(こよみ)成(な)す 明暗見(かかみ)曇(くも)れは
・賜(たま)ふ名(な)は アメフタヱなり
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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