ホツマツタヱ18文 オノコロと呪ふの文:クニトコタチによる統治【4】
現代語訳
・(アマテルは続けた)
・「人が生まれて蠢きだすと、トコヨの道(調和の統治理念)を教えることになった
・そこで、クニトコタチ※が地上を巡り、生まれた地を統治していった
・これがオノコロである
・また、クニトコタチのヤクダリコ(八御子)をクニサツチ※という
・クニサツチは八方主(世界各国の主)となり、ト・ホ・カ・ミ・ヱ・ヒ・タ・メ※(東西南北の八方)の地に子を生んだ
・これが君・臣・民のミクタリ(三件)となった
・トヨクンヌ※(3代目クニトコタチ)の生んだ百余りの子は、天に行った
・そして、アナミカミ※(天並神)・ミソフカミ※(32神)となった」
用語解説
・クニトコタチ:世にまだ男女の性別が無かった世代の独り神の総称。地の先発者、地の先駆者(いくつかの意味がある)
・クニサツチ:ミナカヌシから始まる二十世に続いて八方の国を治める代嗣の君であり、クニトコタチの第二世代に当たる
・トホカミヱヒタメ:ト(南)・ホ(東北)・カ(西)・ミ(東南)・ヱ(北)・ヒ(西南)・タ(東)・メ(西北)の8ヵ国
・トヨクンヌ:クニサツチの代嗣の御子で、クニトコタチの第三世代の君に当たる
・アナミカミ:ア・イ・フ・ヘ・モ・ヲ・ス・シの8神を指す(人の外形・骨格・臓・腑・血などを司るとされる)
・ミソフカミ:人の見た目を添える32神を指す
スポンサーリンク
原文(漢字読み下し)
・人(ひと)に生(うま)れて
・蠢(うくめ)くに トコヨの道(みち)を
・教(をし)ゆ尊(かみ) クニトコタチも
・和(の)り恵(めく)り 堅地(くこわ)に八方(やも)を
・何方(なにかた)と 生(う)む地(くに)統(す)へて
・オノコロそ
・クニトコタチの
・八(や)下(くた)り子(こ) 何(なに)クニサツチ
・八方主(やもぬし)と 成(な)りてトホカミ
・ヱヒタメの 国(くに)に生(う)む子(こ)は
・三件(みくたり)の 君(きみ)・臣(とみ)・民(たみ)そ
・トヨクンヌ 百(もも)余(あま)る子(こ)も
・天(あめ)に逝(ゆ)き 天並(あなみ)の八神(やかみ)
・三十二神(みそふかみ)
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
スポンサーリンク
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿