ホツマツタヱ26文 産が屋 葵桂の文:トヨタマヒメの宮入り【8】
現代語訳
・ある時、トヨタマヒメは葵と桂を紙に包み、ミヒキグサを文箱に収めて奉った
・ホオテミは自ら文箱の結いを解き、中に入った歌を詠んだ
・『沖つ鳥 上下を治むる 君ならで 世の事々を えやは防がん』
・ホオテミは歌を三度読むと涙をこぼし、膝の葵が裳に染みた
・そして、迎えの輿に乗ったトヨタマヒメの宮入りを喜んで、葵を紋に写させて錦を織った
・これにより、"コアオイ"の御衣に"ココチリ"と"ヤマハトイロ"の三つの紋を成った
・そして、これは神祭りの装いであるミハモ(御衣裳)にあしらわれることになった
用語解説
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原文(漢字読み下し)
・時(とき)に姫(ひめ) 返(かえ)しは葵(あおひ)
・君(きみ)桂(かつら) 紙(かみ)に包(つつ)みて
・みひき草(くさ) 文箱(ふはこ)に収(おさ)め
・奉(たてまつ)る 君(きみ)自(みつか)らに
・結(ゆ)ひお解(と)き その歌(うた)詠(よ)めは
・沖(おき)つ鳥(とり) 上下(かも)お治(をさ)むる
・君(きみ)ならて 世(よ)の事々(ことこと)お
・ゑやは防(ふせ)かん
・この歌(うた)お 三度(みたひ)に涙(なんた)
・落(お)ち掛(か)かる 膝(ひさ)の葵葉(あおひは)
・裳(も)に染(し)みて 迎(むか)ひの輿(こし)に
・トヨタマの あい宮(みや)入(いり)と
・喜(よろこ)ひて 紋(あや)に写(うつ)させ
・織(お)る錦(にしき) 小葵(こあいひ)の御衣(みは)
・菊散(ここちり)と ヤマハ留彩(といろ)の
・三(み)つの紋(あや) 神(かみ)の装(よそ)ひの
・御衣裳(みはも)なるかな
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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