ホツマツタヱ19文 乗り法 一貫間の文:二尊による皇位継承の詔【1】
現代語訳
【乗り法 一貫間の文(のりのりひとぬきまのあや)】
・二尊(イサナギ・イサナミ)の御代が熟して安らかな時期を迎えていた時のこと
・二尊は御子のワカヒト(アマテル)にアマテラスヒツキ(帝位)を譲って、近江の多賀に遷ることにした
・また、帝位を譲るとき、次代を担う諸臣も任命した
・「左の臣はオモイカネ※とする(天地の祭祀を司る)
・右の臣はサクラウチ※(地方の政を司る)
・ヒオウツシマスヱヲヤトミ※(日を写します大老臣)はカナサキ※(筑紫の政を司る)
・カダ※はウケモチ(農業を司る)
・ヲバシリ※は馬屋を治めよ(軍事を司る)
・そして、君と臣、心ひとつに司れ」
用語解説
・オモイカネ:タカギの子であり、ヒルコと結婚してタチカラヲを儲ける。アマテルの左臣であり、ヒヨミとして暦を発布する
・サクラウチ:セオリツヒメ、ハナコ、オホヤマカグツミの父であり、オオヤマズミの祖とされる
・ヒオウツシマスヱヲヤトミ:"日の威光を写す老熟臣"の意であり、筑紫の統治を委譲されたカナサキを指す
・カナサキ:いわゆる住吉神であり、アマテルの后の一人であるハヤアキツヒメの父に当たる
・カダ:ウケモチの8代目に当たり、稲作と養蚕の道を伝えたことでカダノカミとなる(ホツマでは稲荷神の一つになる)
・ヲバシリ:トヨケの孫で、タケミカツチの父に当たる。『記紀』でいう、イツオハシリに当たる
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原文(漢字読み下し)
【乗(の)り法(のり) 一貫間(ひとぬきま)の文(あや)】
・二尊(ふたかみ)の 御代(みよ)の齢(よわひ)も
・安(やす)らかに ヲウミのタガに
・坐(ゐま)さんと 御子(みこ)ワカヒトに
・和照(あまて)らす 日月(ひつき)お譲(ゆつ)り
・ます時(とき)に
・左(ひたり)の臣(とみ)は
・オモイカネ 右(みき)サクラウチ
・カナサキは 日(ひ)お写(うつ)します
・熟老臣(ゑをやとみ) カタはウケモチ
・ヲバシリは 馬屋(むまや)治(をさ)めそ
・君(きみ)臣(とみ)と 心(こころ)一(ひと)つに
・司(つかさと)れ
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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