ホツマツタヱ27文 御祖神 船霊の文:ヰツセの誕生【11】
現代語訳
・代嗣社が成ったとき、オシクモは「ナアテ(名宛)がありません」との申し出があった
・そこで、コヤネがフトマニで占った
・『ヤセヒメが好いかもしれない
・八一(ヲヤマ)のいわれは、中が"ヤ"となる(中のヤ=ナカノヤ=内宮と掛かる)
・"シのハラ"は母として孕むことを意味する
・故に"ヤ"の局、またはウチ侍は中の位である』
・これにより、ウガヤは年の若いヤセヒメを娶って内宮とし、その他の11后も用意して皆に祝われた
・そして、オシクモに清めさせた代嗣社にて祈ると、その甲斐があって姫は懐妊した
・なお、その15ヵ月後に生んだことからヰツセ※君と名付けられた
・しかし、ヤセヒメは宮に入る前に亡くなってしまい、神となった
用語解説
・ヰツセ:ウガヤとヤセ姫の子で、タケヒト(神武)の異母兄。『記紀』でいうイツセに当たる
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原文(漢字読み下し)
・時(とき)にオシクモ
・名(な)宛無(あてな)し コヤネフトマニ
・占(うらな)えは ヤセ姫(ひめ)好(よ)けん
・八一(やひ)の謂(ゐ)は 中(なか)のヤとなる
・シのハラは 母(はは)と孕(はら)める
・ヤの局(つほね) 内侍(うちめ)は中(なか)の
・位(くらい)なり
・年(とし)も若生(わかは)の
・ヤセ姫(ひめ)お 十一(そひ)の后(きさき)も
・皆(みな)祝(いは)ふ オシクモ清(きよ)め
・代嗣社(よつきや)に 祈(いの)れは著(しる)し
・孕(はら)み得(ゑ)て 十五月(そゐつき)に生(う)む
・ヰツセ君(きみ) ヤセ姫(ひめ)宮(みや)に
・入(い)るる間(ま)に 費(つ)い神(かみ)となる
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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