ホツマツタヱ28文 君臣 遺し法の文:ナガスネヒコの疑惑【20】
現代語訳
・これ以前のこと、御祖皇(ウガヤ)に御子が無かったとき、オシクモが祈ってヨツギフミ(代嗣文)を成した
・カクヤマ(アスカ政府)のナガスネヒコ※は、これに倣ってオシクモに代嗣文を乞うたが、授けられることが無かった
・ウガヤが罷る後、アマノタネコはこの文をミカサ社に籠めて、タケヒトと共にツクシに到った
・この間にナガスネヒコがミカサ社の蔵を開けて、代嗣文を写し盗った
・その様子を蔵人が見つけて告げると、タネコは驚いて君(タケヒト※)に告げた
・アスカに差使を遣わせれば、御子(クニテル※)が「蔵人が言うようなことは、私は知りません」と返答した
用語解説
・ナガスネヒコ:フトタマの孫で、ミカシヤヒメの兄に当たる。『記紀』『旧事紀』でいうナガスネヒコに当たる
・タケヒト:ウガヤとタマヨリヒメの第二子で、後に東征を果たす。『記紀』でいう神武天皇に当たる
・クニテル(ニキハヤヒ):ホノアカリの長男で、ニニキネの孫。『記紀』『旧事紀』の饒速日に当たる
原文(漢字読み下し)
・先(さき)にカクヤマ
・ナガスネは 御祖皇(みをやすへらき)
・御子(みこ)なきお オシクモ祈(いの)る
・その文(ふみ)お 乞(こ)えと授(さつ)けす
・罷(まか)る後(のち) アマノタネコは
・この文(ふみ)お ミカサに籠(こ)めて
・君(きみ)の供(とも)
・ナガスネヒコは
・その蔵(くら)お 密(ひそ)かに開(ひら)けて
・写(うつ)し盗(と)る 蔵人(くらと)見(み)つけて
・これお告(つ)く タネコ驚(おとろ)き
・君(きみ)に告(つ)く 差使(さをしか)遣(や)れは
・御子(みこ)答(こた)え 蔵人(くらと)か業(わさ)は
・我(われ)知(し)らす
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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