ミカサフミ9文 年内になす事の文:ヱのヲシテの形【2】
現代語訳
・(二人は続けた)
・「形は埴に水を重ねた陽の柱である
・"ヱ"の元神が別れる夜は、煎り豆を打ってオニヤラヰを為す
・この際、ヒラギヰワシ(柊鰯)はモノの垣に飾り、ホナカ・ユツリハを以ってシメカザリを作る
・"ヒ"の元神は西南にあって、風(属性)の2陽を招く神が来ればハツヒクサが開く
・ハツヒマツリ(立春)にはシムノフシヱを祝う
・この際、フトマカリ・山の榧・栗・海の芽(海藻)・トコロ・橘・イモカシラを用意して親睦を補う
・7日に奉るミソの菜はヌヱアシモチが齎すカサクサを祓う、その菜はこの7種である
・ゴゲフ・ハコベラ・イタヒラコ・スズナ・スズシロ・スセリ・ナズ、これによって除くのだ
・モチノアサホギ(六腑祭)にはアズキガユを食べて寒さを破り、ワタヱヤミ(腑穢病)を除く
・また、ササユバナ・ヲケラにドンドホを以って餅を焼き、穢れを祓うカミアリガユを食べる
・2月になればコリヱを試みムママツリを為す」
用語解説
原文(漢字読み下し)
・形(かたち)埴重水(はゑみつ)
・陽(を)の柱(はしら)
・ヱ元(もと)の神(かみ)の
・別(わか)る夜(よ)は 煎(ゐ)り豆(まめ)打(う)ちて
・鬼(おに)遣(や)らゐ 柊(ひらき)鰯(ゐわし)は
・モノの垣(かき) 穂長(ほなか)譲葉(ゆつりは)
・注連飾(しめかさり)
・ヒは西南(つさ)風(かせ)の
・二陽神(ふつをかめ) 来(き)たれは開(ひら)く
・初日草(はつひくさ) 初日祭(はつひまつり)は
・ふと環(まかり) 山(やま)の榧(かや)・栗(くり)
・海(うみ)の芽(め)も トコロ・橘(たちはな)
・芋頭(ゐもかしら) 親(しむ)の節会(ふしゑ)は
・足(た)る睦(むつ)み
・七日(ゆみはり)奉(まつ)る
・ミソの菜(な)は ヌヱアシモチか
・瘡腐(かさくさ)お ゴゲフ・ハコベラ
・イタヒラコ スズナ・スズシロ
・スセリ・ナヅ この七種(ななくさ)に
・除(のそ)くなり
・十五日(もち)の朝祝(あさほ)き
・小豆粥(あつきかゆ) 寒(さむ)さに敗(やふ)る
・腑穢病(わたゑやみ) 明掛朮(さやけをけら)に
・とんと餅(もち) 穢浚(ゑさ)る神現(かみあ)り
・二月(きさらき)や 駆射(こりゑ)試(こころ)み
・馬祭(むままつり)
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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